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zoom RSS ■ユベール・ロベール−時間の庭−■上野から・・・

<<   作成日時 : 2012/04/05 15:31   >>

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お花見でにぎわう
上野の東京国立美術館で現在開催中の
■ユベール・ロベール−時間の庭−■展へ。

18世紀フランスの風景画家・ユベール・ロベール。
私は初めて鑑賞する作家。
「国王の庭園デザイナー」とも呼ばれた
彼の作品は遺跡と自然を造形した作品が多く、
異界を眺めたような感覚に陥りました。

80点ほど展示された素描が素晴らしく
サンギーヌで描かれた作品の美しさは
現代にも通じる美意識です。

☆サンギーヌ(sainguine)
紅殻コンテ sangは「血」の意味。
赤い色のコンテ。ベネチアンレッドと呼ばれる顔料で
古いデッサンによく見られる。


ユベール・ロベール
《古代遺物の発見者たち》1765年、ヴァランス美術館
©musée de Valence, photo. Philippe Petiot.



■ユベール・ロベール■−時間の庭−

2012年3月6日(火)〜5月20日(日)

開館時間:午前9時30分〜午後5時30分
毎週金曜日:午前9時30分〜午後8時
☆入館は閉館の30分前まで休館日:月曜日
(ゴールデンウィーク(4月28日〜5月6日)は休まず開館)


★西洋美術館から…
http://www.nmwa.go.jp/jp/index.html
ポンペイやヘルクラネウムの遺跡発掘に沸いた18世紀、フランスの風景画家ユベール・ロベール(Hubert Robert 1733-1808)は「廃墟のロベール」として名声を築きます。イタリア留学で得た古代のモティーフと、画家の自由な想像力とを糧に描き出されたその風景では、はるかな時をこえて古代の建築や彫像が立ち現われる一方、あふれる木々の緑や流れる水、日々の生活を営む人々がコントラストを成しています。古代への新たな関心を時代と共有しつつ、独自の詩情をたたえたロベールの芸術は多くの人々をひきつけ、時の流れや自然、そして芸術の力をめぐる思索と夢想へ誘ってきました。
こうして描かれた奇想の風景は、「国王の庭園デザイナー」の称号を持つロベールが数々の名高い風景式庭園のデザインも手がけ、現実の風景のなかに古代風建築や人工の滝・洞窟などを配していたことを知れば、さらに生きた魅力を持ちはじめることでしょう。
本展では、世界有数のロベール・コレクションを誇るヴァランス美術館が所蔵する貴重なサンギーヌ(赤チョーク)素描を中心として、初期から晩年まで、ロベールの芸術を日本で初めてまとめて紹介します。ピラネージからフラゴナール、ブーシェまで師や仲間の作品もあわせ、ヴァランスの素描作品約80点を中心に約130点にのぼる油彩画・素描・版画・家具から構成されます。
自然と人工、空想と現実、あるいは想像上の未来と幸福な記憶を混淆させ、画家が絵画と庭園の中に作り上げたアルカディアの秘密に迫ります。



ユベール・ロベール2
《凱旋橋》1782-83年、油彩・カンヴァス、ヴァランス美術館 ©musée de Valence




ユベール・ロベール3
《メレヴィルの白館と庭園》1791年 イル・ド・フランス美術館 ©musée de Valence



Claude Gellee
クロード・ロラン《笛を吹く人物のいる牛の群れ》1635−39 静岡県立美術館



ユベール・ロベール1
《ヴィラ・マダマの洗濯女たち》1762年 ヴァランス美術館 ©musée de Valence


美術館を出ると、もう夕暮れちかく
上野の公園はお花見の人出。

不忍池を巡って、しばしお散歩。


上野公園



不忍の池3



不忍池1



不忍池2



桜と月









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コメント(10件)

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殆ど毎回案内状が届くと観に行かれてるのですか?
この行動力と探究心には敬意をはらいたいと
思いますね〜。
東京の桜はほぼ満開状態ですね。
京都はまだまだの感じですが暖かい日が2〜3日
続けば咲きそろう様に蕾も大きく膨らんでいます。
あいべん
2012/04/05 16:03
komichiさん
こんにちは(^^)
『ユベール・ロベール』ご紹介していただき、ありがとうございました。
時間が取れたら行きたいです。
上野公園の桜を見に行く予定でいます。
来週末まで咲いててくれればいいなァ〜。
詩音連音
2012/04/05 17:05
あいべんさん。
案内状ぜんぶは廻りきれませんけど…それでも東京に用事のある時は何か展覧会を観て帰ります。
上野のソメイヨシノはまだ6分咲きくらいでした。
今週末が見頃でしょうね〜♪
我が家のソメイヨシノはまだつぼみも堅くて・・・いつ咲いてくれるやら〜(笑)。
これから日本中が桜色に染まって行くと思うだけで幸せです♪
komichi
2012/04/05 21:54
詩音連音さん。
上野公園のさくらはまだ満開にはなっていなくて、5,6分咲きでした。そのころまで春の嵐がなければ、なんとか持つかもしれませんね〜〜♪
ユベール・ロベールはあまり日本では知名度がないせいか、会場も空いていて、とてもよく鑑賞できました。。
komichi
2012/04/05 21:59
不忍池 満開なんですネ、先日の嵐で散らなくてよかったです。
以前も書いたかもしれませんが当時の日本の画家と西洋の画家はまったく違う方向に向いて歩いてるような気がします。
このユベール・ロベールも光の陰影を自身の特徴にしてるような気がします。
反対に当時の日本画家は光の陰影を出来るだけ感じさせないようにしてるように思うのです…何故なんでしょ?
絵の具だけの問題だけとは思えないんです。
案外 あの明治維新ってモノがなかったらどこかで和と洋がまた同じ地点ですれ違ったのかと思うんですけれど、それも今となっては解らないので 余計好き勝手に想像してしまうんです。
おーちゃん
2012/04/05 23:05
ユベール・ロベール、初めて拝見しました。
サンギーヌですか…血の色?
色に拘る方は沢山いますね。
海外は宗教も建物も景色も違うので、描かれるものも多種多様な気がします。宗教がと言われるものは少し苦手です、私。。。

ここで色んなものを知ることが出来て、図書館のようですよね(笑)
木の葉
2012/04/06 08:34
おーちゃんさん。
以前、おーちゃんさんのコメントを頂いてから当時の日本絵画の特徴と西洋絵画の陰影表現ことを考えているのですが・・・よくわかりません。。
日本的な様式美がそうさせているのでしょうか。
着物も平面の布を体に合わせて着るという考え方ですし、西洋の服は生地を立体に仕上げて作るという方法ですね。
世界も認める日本の漫画も線描きで表現した平面的な画法ですよね。。
komichi
2012/04/06 22:23
木の葉さん。
ユベール・ロベールは私もこうしてしっかり観るのは初めてです。18世紀、ヨーロッパの廃墟ブームということもよく知りませんでしたから・・・
画家で庭園デザイナーでもあったユーベル・ロベールの作品には哲学的な要素も絵の中に盛り込まれているように感じました。

サンギーヌはこのページの最後の素描がそれで描かれています。赤茶色のチョークのようなものです。。
ちょっと全体にセピアっぽい感じがいい雰囲気だと思っています。
komichi
2012/04/06 22:34
ふと思ったことですけれど…
日本画に陰影が無いというか少ないのは、ひょっとして言葉の問題があるのかと。
日本の絵は或る意味 絵巻物であり また、様々な表現方法が高度に発達した日本語があれば 絵の横に文章で書けばいいと。
夜の場面であっても 言葉を添えれば どんな表情をしていたかしっかり描ける。
ですから無駄を省いて描いていくこともあるんじゃないかと考えました。
それも結局komichiさんが書いてられる通りマンガの文化に通じる処なんでしょう。
久し振りに絵画のことを色々考えたので楽しかったです。
おーちゃん
2012/04/07 08:45
おーちゃんさん。
日本の言葉はとても豊かで平仮名と漢字とで複雑な感情や表現ができる繊細なものですから、シンプルな描き方の絵でも十分だったのかもしれませんね。
私もおーちゃんさんのコメントから絵画のことを考えて、楽しかったです〜♪
komichi
2012/04/07 22:15

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