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zoom RSS ■操上和美−時のポートレイト■

<<   作成日時 : 2012/11/09 17:37   >>

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かつて、仕事をご一緒した
写真家・操上和美さんの展覧会
■操上和美−時のポートレイト■
現在開催中の恵比寿ガーデンプレイスにある
東京都写真美術館へ。

70年代後半、はじめて仕事で会った時
ピリピリとした緊張感を漂わせて…
まるで野生の俊敏さと美しさを持った
写真家という印象を受けたことを
いま思い出しています。

それから現在に至るまで
妥協をせずカメラに対峙する姿勢は
見事に写真に結実しています。

大きな作品がボードに
直接ホッチキスで固定され
トイカメラで撮った画面の粒子の粗さと
よくマッチした展示となって
操上さんのセンスの良さが感じられました。


kurigami1
《海を見る》〈陽と骨〉シリーズより 1976年


■操上和美−時のポートレイト■
ノスタルジックな存在になりかけた時間

2012年9月29日(土)〜12月2日(日)

月曜日休館(月曜日祝日の場合は開館し、翌火曜日休館)

東京都写真美術館 2階展示室
http://syabi.com/


日産“フェアレディZ”、サントリーオールドをはじめとするコマーシャルフォト、井上陽水ノレコードジャケット、大江健三郎のポートレートなど、1970〜80年代のメディア芸術を一新した広告写真界の鬼才、操上和美(1936〜)。
広告表現の新たな可能性を切り拓き、現代に至るまでコマーシャル、グラフィック、エディトリアル等の表現を牽引し続けてきた彼は、映画『ゼラチンシルバーLOVE』では視覚表現の映像化にも挑戦しました。
本展は、そんな操上が1970年代からとり続けてきた写真作品を一堂に集め、その視覚世界に肉薄。
写真家の視線と完成を表出した『陽と骨』(1984)、故郷へと続く旅を通じて観る者を熟成された時間や記憶へと誘う『NORTHERN』(2002)、簡単な複写法で身近な風景を「視覚」へと変換した『Diary』(2005)、そして2010年発表の『陽と骨』(2010)など、鮮烈な美意識に貫かれた作家の表現を通じて、写真表現や写真というメディアの本質を見つめます。


kurigami2



kurigami3
《ファミリー》〈陽と骨〉シリーズから 1975年 
ロスアンゼルス 発色現像方式印画紙



kurigami4
《無題》〈陽と骨〉シリーズから 1975年
ロスアンゼルス ゼラチン・シルバー・プリント




NORTHERN
《無題》〈NORTHERN〉シリーズから 1999年
北海道 ゼラチン・シルバー・プリント




操上和美

★操上 和美(くりがみ かずみ)
1936年北海道富良野市生まれ。
1961年、東京綜合写真専門学校卒業。
1962年から杉木直也に師事
1965年にフリーランスとなる。

広告写真以外に、井上陽水のCDジャケットやツアーパンフレットの撮影を手がける。
2009年には、初の映画監督作品、『ゼラチンシルバーLOVE』が公開された。


★過去のエントリーから・・・
http://komichi-blog.at.webry.info/200903/article_4.html









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コメント(6件)

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氏の作品をココで見せてもらうと、鋭角的な…表現は間違えてるかもしれませんが柔らかさよりもそちらを目指されてきたように感じました。
色彩を感じさせると言うよりも素を感じさせるというか…。
いずれにせよ、ボクみたいな素人には到底 到達出来ない領域があるんだと思いました。
おーちゃん
2012/11/10 07:42
現在は写真家、プロカメラマンには厳しい時代になりましたね。
経費節減、デジカメ全盛、広告媒体がプリントからPCに・・
過去の実績があり一時は名前を知られた友人も今では
写真だけで飯が食えない時代だとぼやいて居ます。
良き時代に活躍された「繰上」氏などは本当に恵まれた
環境でご自分の写真が撮れた写真家ですね。
あいべん
2012/11/10 11:27
おーちゃんさん。
操上さんの写真はどちらかといえば、ぎりぎりの感覚を大事にしているようで…彼らしい鋭さに満ちています。
広告表現でも出来るだけ自分を裏切らないような方向に持ってゆく感じがします。それができる実力と意志があるということでしょうね。。
komichi
2012/11/10 21:14
あいべんさん。
>現在は写真家、プロカメラマンには厳しい時代になりましたね。
ほんとうに、そうですね。。
私が広告の仕事をしていた70年代後半から90年代くらいまでは広告にかける予算も豊富で、いい仕事をすることだけを考えていたような気がします。カメラマンは自ら暗室に入って自分の目で確かめながら写真を完成させていましたし…今から考えると幸せな時代でした。
操上さんは私よりも上の年代ですけど、今も現役で活躍されていることが驚異に感じます。。
komichi
2012/11/10 21:21
プロの写真家さんには厳しい時代ですか。。。
プロカメラマンさんの仕事の成り立ちが良く分からないので、何も言えませんが、自らの撮られた写真で生活が成り立つなんてことは無いのかもしれませんね。
表現したいものと、仕事として受けるものが合う事も難しい事でしょうか?
絵画とは違って、現実的で切り取る場面でその方の意思を感じる事が出来て興味がある。とそのくらいの気持ちしか無いんですよね。。。
木の葉
2012/11/12 16:45
木の葉さん。
今は企業の広告費も削減されているでしょうから、カメラマンもなかなか思うような仕事がしにくいかもしれません。。
ただ操上さんのように、ご自分の企画で仕事ができる人は自分らしい仕事をすることが、今も出来ていると思います。。
今、私が広告の仕事をしていたら、厳しい現実のまえで、立ち止まっていたかもしれませんけど・・・
komichi
2012/11/12 22:05

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