芸術の小径

アクセスカウンタ

zoom RSS ■大正ロマン昭和モダン展■竹久夢二・高畠華宵とその時代

<<   作成日時 : 2013/02/20 15:11   >>

トラックバック 0 / コメント 8



雪の降る午後、現在八王子夢美術館で
開催中の■大正ロマン昭和モダン展■
竹久夢二・高畠華宵とその時代へ。

第一次世界大戦から関東大震災と
激動の大正時代に新聞や雑誌などの
印刷メディアの台頭で鮮やかに世に出た
夢二や華宵。

大正ロマンと言われる抒情的な作風で
夢を運んだ作家たち。
昭和のモダンにつながる作品は
いまも人の心に郷愁を呼び起こします。

大正ロマン昭和モダン展


■大正ロマン昭和モダン展■竹久夢二・高畠華宵とその時代

2013年2月1日(金)−3月24日(日)

10:00−19:00

休館日:月曜日(2月11日は閉館し翌12日が休館)

八王子市夢美術館
http://www.yumebi.com/

大正から昭和にかけて活躍した竹久夢二、高畠華宵、蕗谷虹児、松本かつち゛、中原淳一などの挿画、日本画、版画、装丁本を一堂に紹介します。
大正から昭和にかけて、わが国では明治以来の西洋化が円熟し、日本文化と西洋文化が交じり合った、新しい文化がみられるようになりました。その中で竹久夢二や高畠華宵らが、挿絵画家として、今でいうグラフィックデザインやイラストレーションの分野を切り開き活躍します。彼らが描く甘美で哀愁を帯びた大きな瞳の女性像は大変な人気を呼び、大正ロマン、昭和モダンと呼ばれる当時の文化を象徴するものとなります。大衆文化が大きく花開いて、流行の先端をきるモガ、モボ(モダンガール、モダンボーイ)たちが時代を謳歌し少年少女は雑誌に描かれた美しい女性の姿に憧れを募らせました。
本展では竹久夢二ら当時を代表する画家の作品200点を展示します。


竹久夢二
竹久夢二 港屋絵草紙店(港屋版)大正3年

港屋絵草紙店は
大正三年日本橋呉服橋の近くに、
夢二がタマキと子供たちのために
開かせた夢二のデザイングッズ店


竹久夢二 婦人グラフ
竹久夢二 APL FOOL『婦人グラフ』の表紙絵 大正15年4月号


竹久夢二 肉筆画
竹久夢二 《舞妓》肉筆画

竹久夢(たけひさゆめじ)
明治17年(1884年)岡山県に生まれる。
大正・昭和期を代表する挿絵画家であり、
商業美術の先駆者。
昭和9年(1934年)信州富士見療養所で逝去。





高畠華宵2
高畠華宵《花をいだいて(鈴蘭)》


高畠華宵3
高畠華宵《南国の唄》『少女画報5月号』の口絵

高畠華宵(たかばたけかしょう)
明治21年(1888年)愛知県宇和島に生まれる。
18歳で上京し、津村順天堂の婦人薬
「中将湯」の広告絵を描き評判になる。
さまざまな月刊誌の挿絵を担当。
新旧和様が渾然とした少女像が熱狂的人気を呼ぶ。
昭和には日本画に専念し、昭和41年(1966年)逝去。





蕗谷虹児 お留守居
蕗谷虹児《お留守居》『令女界』の表紙絵(原画)大正11年


蕗谷虹児 花嫁
蕗谷虹児《花嫁》個展出品作 1968年

蕗谷虹児(ふきやこうじ)
明治31年(1898年)新潟県に生まれる。
虹児は夢二、華宵とならび大正、昭和の
挿絵界の三傑と呼ばれている。
「金襴緞子の帯しめながら…♪」で始まる
童謡「花嫁人形」の作詞者としても有名。
昭和54年(1979年)逝去。





松本かつぢ バラの少女
松本かつぢ《ばらの少女》(原画)

松本かつぢ(まつもとかつぢ)
明治37年(1904年)兵庫県神戸市に生まれる。
大きな瞳と健康的な笑顔のチャーミングな
少女を描き、人気があった。
デビューは昭和6年『少女の友』『少女の世界』
中原淳一と同じ時代の良きライバル。
昭和30年頃から少女漫画に転身。
昭和61年(1986年)逝去。





小早川清
小早川清 近代時世粧ノ内 一《ほろ酔ひ》昭和5年

小早川清(こばやかわきよし)
明治32年(1899年)福岡県に生まれる。
南画家の上田鉄耕に学び、上京後
鏑木清方に師事。
初期の異国情緒溢れる作風から次第に
現代風俗を捉えた作品へと移行。
昭和23年(1948年)逝去。




橘子夢
橘子夢《水魔》版画 昭和7年

橘小夢(たちばなこゆめ)
明治25年(1892年)秋田市に生まれる。
黒田清輝に洋画を学び、川端玉章に日本画を学ぶ。
大正から昭和初期にかけて、特異なムードの
挿絵や版画を発表して活躍したが
戦中頃から消息を絶ち「幻の画家」といわれる。
昭和44年(1969年)逝去。





岩田専太郎 肉筆画
岩田専太郎《吹雪の女》肉筆画

岩田専太郎(いわたせんたろう)
明治34年(1901年)東京浅草に生まれる。
伊東深水に学ぶ。
大正末から没するまでの50年間、第一線の
挿絵画家として活躍。
専太郎の挿絵は時代劇によく発揮され
他の作家の可憐な少女像とは違い、時代小説の
挿絵で秀でていた。
生涯現役で挿絵の数も約6万枚ともいわれる。
昭和49年(1974年)逝去。





中原淳一
中原淳一《あいながおじさん》『ジュニアそれいゆ』原画 昭和29年7月号

中原淳一(なかはらじゅんいち)
大正2年(1913年)香川県に生まれる。
少女雑誌『ひまわり』女性誌『それいゆ』
の表紙を飾った中原淳一。
大きな瞳に微笑む少女の可憐な表情。
時代小説の挿絵の岩田専太郎とともに
昭和の挿絵界で最も活躍した画家。
昭和58年(1983年)逝去。
★こちらにも記事を紹介しています。
http://komichi-blog.at.webry.info/201302/article_7.html


☆今回の展覧会は国際浮世絵学会常任理事で
浮世絵研究家の中右瑛氏のコレクションから
展示されていました。


★中右瑛
1934 生れる
1958 日本アンデパンダン展、読売アンデパンダン展に出品
1961 行動美術展 初入選 以降、奨励賞、新人賞、会友賞、行動美術賞など受賞
1968 行動美術協会会員となる 以降、同展の審査員
   抽象画「シェリト・リンド」シリーズを毎年発表
   浮世絵蒐集、夢二絵蒐集、研究書を発表。 新説「写楽は18才だった」(1985)、
   「浮世絵ミステリー巷談」(1994)、「安藤広重のナゾ」(2001)など著書多数。
1998 兵庫県文化賞受賞
1999 神戸市文化賞受賞
現在 行動美術協会会員 国際浮世絵学会常任理事


八王子夢美術館
★八王子夢美術館
〒192-0071東京都八王子市八日町8-1
ビュータワー八王子2F
TEL:042-621-6777
アクセスは⇒ http://www.yumebi.com/info.html


☆「大正ロマン昭和モダン」図録より
一部資料を転載させていただきました。









テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
今晩は〜(^^)。
あの当時人々には大きな夢が有ったのでしょうね〜。
戦後生まれの私でも物質的には恵まれて居ませんでしたが
大きな夢と目的が持てたのですから・・。
現代の若者物質的には恵まれているのに夢を見なく
なったのかな?
あいべん
2013/02/20 17:56
あいべんさん。
大正から昭和にかけては日本はまだ貧しかったと思うのですが、明日に向かって行く希望はあふれるようにあったのだと思っています。
今の若者には明日への希望を持ちにくい国になっているのでしょうね。
komichi
2013/02/20 21:04
日本的な色彩感覚と西洋的な色彩感覚が合致し始めた時代が大正時代だったのでしょうか。
原色に近い赤が効果的に使われてると感じました。
竹久夢二に関して以前ボクの処でも書きましたが、あのなで肩に違和感がありました。
でも着物姿の人を書いてみて解ったのは計算され尽くしたきもの美人だと云うことです。
そォ云う意味で大正時代の挿絵画家の これからはきもの美人だけではなく洋服美人も描いていこうという意欲が見えてきました。
なにもない先端を走ってたのでみんな楽しかったんだろうなァ…ッとつくづく思います。
おーちゃん
2013/02/20 23:15
こんばんは!
バラエティに富んだ挿絵画家のオンパレードですね♪
懐かしい絵もいくつかあって…
それにしても、伊香保の夢二記念館の所蔵品を観た時も感じたのですが、本当にセンスが良くて、日本の、グラフィックデザイナーの先がけだと思いますね♪
sasapanda
2013/02/21 22:39
おーちゃんさん。
明治時代に衰退した浮世絵画が海外でブームになったことで、日本の伝統見直しへとつながって、新版画が誕生し、その中で先駆けとなったのが夢二の作品とも考えられるようです。
元来、浮世絵では色彩も華やかでしたし、新しい版画を作って行く楽しさも当時あったでしょうね〜♪
私には夢二の肉筆画よりも版画の方が魅力的に見えました。
それにしても夢二の描く女性は体のバランスが独特ですね。。
komichi
2013/02/21 23:49
sasapandaさん。
この展覧会は中右瑛氏のコレクションで構成されたもので、この方の浮世絵のコレクションはどれほどかと興味を持ちました。
夢二の作品では肉筆画よりも、デザインされた版画作品の方が魅力的に見えました〜♪
夢二の才能は印刷媒体により発揮されたような気がします。
komichi
2013/02/21 23:54
大正ロマンも昭和モダンも好きです!
どちらかと言えば大正で!
この中で唯一展覧会を見たのが、竹久夢二!
望んでではなく何故か行くことになって、会場で衝撃を受けました〜!
イメージしていたものとはあまりにも違ってた。
掛け軸に書かれた女性の着物姿がなんとも素敵でした。
「待てど暮らせど 来ぬ人を…」の詩がかかれてたものも。
女にだらしのない人だったようですが、惹かれてしまいそうです(笑)
間違いなく、不幸になることでしょう。。。
木の葉
2013/02/22 16:38
木の葉さん。
武久夢二はたくさんの恋愛をして、最期はひとり孤独になっていたようですね。夢二の理想とする女性はやはり魅力的だったのでしょうね。。
今回の展覧会でも夢二の掛け軸に書かれた肉筆画が何点か展示されていました。ちょっとしどけない風情の女性が描かれていました。。
komichi
2013/02/22 22:09

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
■大正ロマン昭和モダン展■竹久夢二・高畠華宵とその時代 芸術の小径/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる