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zoom RSS ■俺たちの国芳 わたしの国貞■ボストン美術館所蔵

<<   作成日時 : 2016/03/24 15:32   >>

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ジャケットを着ていると汗ばむ陽気の午後
渋谷Bunkamuraザ・ミュージアムで開催中の
■俺たちの国芳 わたしの国貞■展へ。

同時代の浮世絵師、国貞と国芳
その画風の違いを俺たちとわたしに託し
展開している楽しい展覧会。

やんちゃでポップな国芳
細やかな表情も鮮やかな国貞

愉快で美しい浮世絵の世界に遊んだひと時。

各章のネーミングにも工夫が感じられ
今回の展覧会の企画は大成功。

江戸後期から明治の初期
これだけの日本の浮世絵が海外に向かった事実に
あらためて驚くばかり。

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■俺たちの国芳 わたしの国貞■ボストン美術館所蔵


2016年3月19(土)−6月5日(日)会期中無休
10:00−19:00(入館は18:30まで)毎週金・土曜日は21:00まで

Bunkamura ザ・ミュージアム

http://www.bunkamura.co.jp/museum/

「テレビやグラビア雑誌がない江戸時代、浮世絵は歌舞伎スターのブロマイドであり、最新のエンターテインメントやファッションを伝える重要なメディアでした。
本展では世界に冠たる浮世絵コレクションで知られるボストン美術館より、幕末に絶大な人気を博した二人の天才浮世絵師、歌川国芳と歌川国貞の選りすぐりの作品で、江戸の世界を体感していただきます。

二人は兄弟弟子でありながらその作風は対照的で、国芳は豪快な武者絵と大胆な構図で、国貞は粋な美人画や緻密な表現で一世を風靡しました。江戸の「俺たち」 は国芳が描く任侠の世界に憧れ、物語のヒーローの姿に自らを重ねあわせ、粋で鉄火な美人に恋い焦がれたことでしょう。一方で「わたし」は、国貞が描くキラ キラ輝く歌舞伎役者に熱い思いを寄せ、美しい女性の艶姿に夢を馳せたのです。本展では、江戸の国芳・国貞ファンたちと現代の私たちに共通する心情を探りな がら、直感的に鑑賞できることを目指します。」

★公式サイト
http://www.ntv.co.jp/kunikuni/

展覧会構成

一幕目の一:髑髏彫物伊達男(スカル&タトゥー・クールガイ)
一幕目の二:物怪退治英雄譚(モンスターハンター&ヒーロー)
一幕目の三:畏怖大海原(ホラー・オブ・ウォーター)
一幕目の四:異世界魑魅魍魎(ゴースト&ファントム)
一幕目の五:天下無双武者絵(サムライウォリアー)

二幕目の一:三角関係世話物(トライアングル・オブ・ラブ)
二幕目の二:千両役者揃続絵(カブキスター・コレクション)
二幕目の三:楽屋裏素顔夢想(オフステージ)
二幕目の四:痛快機知娯楽絵(ザッツ・エンターテインメント)
二幕目の五:滑稽面白相(ファニー・ピープル)
二幕目の六:今様江戸女子姿(エドガールズ・コレクション)
二幕目の七:四季行楽案内図(フォーシーズン・レジャーガイド)
二幕目の八:当世艶姿考(アデモード・スタイル)


国芳もやう正札附現金男 野晒悟助
歌川国芳「国芳もやう正札附現金男 野晒悟助のざらしごすけ」
弘化2(1845)年頃 大判錦絵
William Sturgis Bigelow Collection, 11.28900
Photograph © 2016 Museum of Fine Arts, Boston



相馬の古内裏
歌川国芳「相馬の古内裏に将門の姫君滝夜叉妖術を以て味方を集むる大宅太郎光国おおやのたろうみつくに妖怪を試さんと爰ここに来り竟ついに是を亡ぼす」
弘化元(1844)年頃 大判錦絵三枚続
William Sturgis Bigelow Collection, 11.30468-70
Photograph © 2016 Museum of Fine Arts, Boston



見立三十六歌撰之内 在原業平朝し臣 清玄
歌川国貞「見立三十六歌撰之内 在原業平朝臣 清玄」
八代目市川團十郎 嘉永5(1852)年 大判錦絵
William Sturgis Bigelow Collection, 11.42663
Photograph © 2016 Museum of Fine Arts, Boston



御誂三段ぼかし 浮世伊之助
歌川国貞 「御誂三段ぼかし 浮世伊之助」三代目岩井粂三郎、「葉歌乃新」初代河原崎権十郎、「野晒語助」四代目市川小團次、「夢乃市郎兵衛」五代目坂東彦三郎、「紅の甚三」二代目澤村訥升、「提婆乃仁三」初代中村福助
安政6(1859)年 大判錦絵六枚
William Sturgis Bigelow Collection, 11.42194-9
Photograph © 2016 Museum of Fine Arts, Boston


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踊形容楽屋之図 踊形容新聞入之図
歌川国貞 「踊形容楽屋之図 踊形容新開入之図おどりけいようがくやのず おどりけいようにかいいりのず」 
安政 3(1856)年 大判錦絵六枚続
William Sturgis Bigelow Collection, 11.28578-80 & 11.28581-3
Photograph © 2016 Museum of Fine Arts, Boston



荷宝蔵壁のむだ書
歌川国芳 「荷宝蔵壁のむだ書」(黄腰壁)
弘化5(1848)年頃 大判錦絵
William Sturgis Bigelow Collection, 11.27004
Photograph © 2016 Museum of Fine Arts, Boston



江戸ノ花 木葉渡 早竹虎吉
歌川国芳 「江戸ノ花 木葉渡 早竹虎吉」
安政4(1857)年 大判錦絵
William Sturgis Bigelow Collection 11.21921
Photograph © 2016 Museum of Fine Arts, Boston



当世三十弐相 よくうれ相
歌川国貞「当世三十弐相 よくうれ相」
文政4, 5(1821, 22)年頃 大判錦絵
Nellie Parney Carter Collection―Bequest of Nellie Parney Carter, 34.489
Photograph © 2016 Museum of Fine Arts, Boston



初雪の戯遊
歌川国芳 「初雪の戯遊」
弘化4-嘉永5(1847-52)年 大判錦絵三枚続
William Sturgis Bigelow Collection, 11.16077-9
Photograph © 2016 Museum of Fine Arts, Boston



見立邯鄲
歌川国貞「見立邯鄲」
文政13/天保元(1830)年 団扇絵判錦絵
Gift of L. Aaron Lebowich, 53.505
Photograph © 2016 Museum of Fine Arts, Boston




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コメント(10件)

内 容 ニックネーム/日時
今日は、珍しい浮世絵「歌川国芳・国貞」などを見せていただき、有り難うございます。「歌川広重」などの浮世絵も海外へ流れており、逆輸入のように日本で鑑賞することが、よくありますね。日本人にない審美眼が欧米人にあるのかもしれません。
おっちょこタカナ
URL
2016/03/24 15:51
おっちょこタカナさん、こんばんは!
今回の国芳、国貞の浮世絵、色もきれいで保管状態も素晴らしかったのだろうと想像しました。江戸時代後期から明治維新の頃は日本の欧米化の激しい時期で、残念なことに日本の文化や絵画が顧みられないことが多かったようで、欧米の審美眼ある人の手によって海を渡ったのでしょうね〜。
でもこうしてボストンからまた海を渡って日本で見ることが出来て、ほんとうにうれしいです〜☆
komichi
2016/03/24 21:26
おはようございます。
桜の便りが聞こえる頃・・又寒さが戻って来ましたね。
浮世絵を見ながら・・・
此の頃写真と云う文明が有ればどんな記録残したかな・・
等と馬鹿な事考えてしまいました(笑)。
あいべん
2016/03/25 05:43
あいべんさん、こんばんは!
一昨日の暖かさが嘘のような寒さになりました。
この繰り返しが春を呼ぶのでしょうね〜。
この時代に写真があれば、これほど浮世絵が世に出回らなかったかもしれませんね〜。
komichi
2016/03/25 22:03
キャッチコピーが素晴らしい。
なるほど、こういう風に
浮世絵師二人の特徴を抑えて、魅力的な
展覧会にするのかと、その企画力に感心しました。
「わたしの国貞」さんは、これまでよく
知らなかった人物。そちらにも興味が湧きました。
yasuhiko
2016/03/26 00:36
あまりちゃんと浮世絵を見たこと無いのですが、国芳のムダ書き…すんごく面白いです。
確かに同じ兄弟弟子ならば似た感じなるかもしれないですが 全然違う作風なのが面白いです。
国貞の方がどォも真面目で、国芳の方はどォもいたずらっ子的な感じがします。
そんなことを想像するだけでも面白いです。
おーちゃん
2016/03/26 22:04
Yasuhikoさん、こんばんは!
今回の展覧会はキュレーターのセンスが輝いて見えます!
国芳、国貞の対比を見事にキャッチコピーで表現して、見事ですね〜☆
会場には若い人たちもたくさん来ていて、活気のある展覧会でした〜☆
Komichi
2016/03/26 22:56
おーちゃんさん、こんばんは!
国芳、国貞の画風の違いが、とても興味深く楽しい展覧会になっています〜♪国芳の中にある遊び心がポップな表現に表れているように感じました。漫画のルーツとも感じられ、日本人の感性の豊かさを見るようでした〜☆

国芳のむだ書、とても大胆でユニークですね〜♪
Komichi
2016/03/26 23:20
「俺たちの国芳 わたしの国貞」展ですか。これらがボストン美術館所蔵というのがやはり何とも言えませんね。
歌川国芳と歌川国貞は、ともに歌川豊国の弟子ですよね。これだけ画風が違うというのも面白いですよね。国芳のパワーある画に、やはり江戸の民衆のエネルギーを感じるのです。それは現代にも繋がるもののような気がします。
ミクミティ
2016/03/27 19:31
ミクミティさん、こんばんは!
国芳、国貞は兄弟弟子に当たりますね。
それぞれの個性がくっきりとしていて
とても楽しく観賞しました〜☆
作品の状態がよく鮮やかな色彩も素晴らしかったです。
展覧会を成功させるための学芸員の努力も感じました。
Komichi
2016/03/27 19:49

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