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zoom RSS 国立新美術館開館10周年■ジャコメッティ展■

<<   作成日時 : 2017/09/06 22:46   >>

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午前中、相模湖でのヨガレッスンを終え
展覧会最終日の■ジャコメッティ展■へ。

ジャコメッティの作品から受ける刺激が
自分の内面まで浸食されるような怖れでためらい
とうとう最終日になって鑑賞。

ジャコメッティの彫刻から放たれる作家の繊細な神経が
こちらに乗り移るような感覚に・・・

以前何点か観ていた時の強烈な印象から
今回は初期から晩年までの軌跡をたどることで
見えてくるものの多さに気づいた時間。

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国立新美術館開館10周年■ジャコメッティ展■

2017年6月14日(水)〜9月4日(月)

10:00〜18:00
毎週金曜日、土曜日は20:00まで

★国立新美術館
企画展示室 1E
〒106-8558 東京都港区六本木7-22-2


スイスに生まれ、フランスで活躍したアルベルト・ジャコメッティ(1901-1966年)は、20世紀のヨーロッパにおける最も重要な彫刻家のひとりです。アフリカやオセアニアの彫刻やキュビスムへの傾倒、そして、1920年代の終わりから参加したシュルレアリスム運動など、同時代の先鋭的な動きを存分に吸収したジャコメッティは、1935年から、モデルに向き合いつつ独自のスタイルの創出へと歩み出しました。それは、身体を線のように長く引き伸ばした、まったく新たな彫刻でした。ジャコメッティは、見ることと造ることのあいだで葛藤しながら、虚飾を取り去った人間の本質に迫ろうとしたのです。その特異な造形が実存主義や現象学の文脈でも評価されたことは、彼の彫刻が同時代の精神に呼応した証だといえましょう。またジャコメッティは、日本人哲学者である矢内原伊作(1918-1989年)と交流したことでも知られ、矢内原をモデルとした制作は、ジャコメッティに多大な刺激を与えました。

本展覧会は、南フランスにあるマーグ財団美術館のコレクションを中心としたジャコメッティの大回顧展です。この稀代の彫刻家の作品を数多く所蔵するマーグ財団美術館は、パリとチューリヒのジャコメッティ財団と並んで、世界3大ジャコメッティ・コレクションの一角を占めています。本展覧会には、ジャコメッティの貴重な作品を所蔵する国内コレクションのご協力も仰ぎつつ、初期から晩年まで、彫刻、油彩、素描、版画など、選りすぐりの作品、約135点が出品される予定です。

1:初期・キュビスム・シュルレアリスム
2:小像
3:女性立像
4:群像
5:書物のための下絵
6:モデルを前にした制作
7:マーグ家との交流
8:矢内原伊作
9:パリの街とアトリエ
10:犬と猫
11:スタンバ
12:静物
13:ヴぇネツイアの女
14:チェース・マンハッタン銀行のプロジェクト
15:ジャコメッティと同時代の詩人たち
16:終わりなきパリ


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アルベルト・ジャコメッティ《ディエゴの胸像》1954年、ブロンズ
豊田市美術館


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アルベルト・ジャコメッティ《女=スプーン》1926/27年、ブロンズ
マルグリット&エメ・マーグ財団美術館、サン=ポール・ド・ヴァンス


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アルベルト・ジャコメッティ《鼻》1947年、ブロンズ、針金、ロープ、鉄
大阪新美術館建設準備室


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アルベルト・ジャコメッティ《ディエゴ》1949年、鉛筆、紙
マルグリット&エメ・マーグ財団美術館、サン=ポール・ド・ヴァンス


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アルベルト・ジャコメッティ《犬、猫、絵画》1954年、リトグラフ、ヴェランアルシュ紙
マルグリット&エメ・マーグ財団美術館、サン=ポール・ド・ヴァンス Photo Claude Germain –Archives


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アルベルト・ジャコメッティ《3人の男のグループ(3人の歩く男たち)》1948/49年、ブロンズ
マルグリット&エメ・マーグ財団美術館、サン=ポール・ド・ヴァンス


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アルベルト・ジャコメッティ《歩く男T》1960年、ブロンズ
マルグリット&エメ・マーグ財団美術館、サン=ポール・ド・ヴァンス



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マーグ財団美術館の中庭に立つジャコメッティ




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マルグリット&エメ・マーグ財団美術館、サン=ポール・ド・ヴァンス






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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
ポスターになってたと思うんですが、
駅で見かけた《歩く男》のイメージが強烈で、
この展覧会が気になってました。
でも、結局は行かなかったんですが、
ここで作品の数々を見せて戴いてよかったです。
時代を象徴するような頼りなげな人の姿、
私はけっこう好きかも知れません。
yasuhiko
2017/09/08 15:28
yasuhikoさん、こんばんは!
彼の作品の強烈さに惹きつけられつつ
どこか怖くもあり…この展覧会も行こうかどうか
ちょっと珍しく悩んでしまいました〜(笑)。
第二次世界大戦後の作品群と60年代の晩年の作品
それぞれに切実さが感じられました。
彼のスケッチは描いては消しの連続だったようで
モデルになった人はかなりの忍耐を要求されたようです〜。
komichi
2017/09/08 22:34

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