芸術の小径

アクセスカウンタ

zoom RSS INTERFACE■写真家・東松照明を見る■富士フィルム スクエアから…

<<   作成日時 : 2017/09/10 15:50   >>

トラックバック 0 / コメント 8



国立新美術館で「ジャコメッティ展」を観た日
東京ミッドタウン・フジフィルム スクエア
写真歴史博物館で開催中の
INTERFACE■写真家・東松照明を見る■へ。

名前は知っていても、
その作品を見たことのなかった
写真家・東松照明のカラー写真作品

INTERFACE(境界線)の最たる海岸
海中に入るときに感じるその境を
透徹した目線で写真に写し取り
訴えた無言の作品から
ギリギリを生きる命とその源へと
想いを巡らせたとき。

画像



INTERFACE■写真家・東松照明を見る■


第1部 2017年7月1日(土) 〜 2017年8月14日(月)
第2部 2017年8月15日(火) 〜 2017年9月30日(土)


10:00〜19:00(入館は18:50まで)会期中無休


「戦後写真の巨人」と称される東松照明は60年代初頭、「家」「占領」「長崎」などのシリーズで日本の写真界に衝撃を与えました。60年代末からは米軍基地の取材で沖縄に滞在したことが転機となり、同地を撮影した写真集『太陽の鉛筆』(1975年)を境に作品制作をモノクロームからカラーへと転換させます。その後もライフワークとして長崎の取材を継続するなど、2012年に他界するまで数々の作品を世に問い、多方面に影響を及ぼしてきました。東松にはもう一つ転機となる重要な出来事がありました。それは1986年に受けた心臓のバイパス手術です。東松は「手術を受けてから、どうしても生命力に関心がいく」と語り、以降の作品には、東松がその経験ののちに見出した新たな視点と世界観が映し出されています。
「インターフェイス」とは、本来、二つの領域が接している境界あるいはその界面を意味する言葉で、写真家自身の本質的なテーマとも重なるものです。本展で展示する2つのシリーズにも自然と文明、過去と未来など様々な「インターフェイス」が示唆され、東松の唯一無二の重層的な作品世界が浮かび上がります。東松照明とはどのような写真家だったのか。これまでまとまったかたちであまり発表されることのなかったこの2つのシリーズを通して感じていただければ幸いです。

画像
「プラスティック」シリーズより 1988年−1989年


画像
「プラスティック」シリーズより 1988年−1989年


画像
「インターフェイス」シリーズより 1994年


画像
「インターフェイス」シリーズより 1990年




★東松 照明(とうまつ しょうめい)1930-2012
1930年、愛知県名古屋市に生まれる。1954年、愛知大学経済学部を卒業後、『岩波写真文庫』のスタッフを経て、1956年にフリーランスとなる。1959年、奈良原一高らとともに写真家によるセルフ・エージェンシー「VIVO」を結成(1961年解散)。1961年、『hiroshima-nagasaki document 1961』(土門拳らと共著)により第5回日本写真批評家協会作家賞受賞。1975年、『太陽の鉛筆』により日本写真家協会年度賞受賞。1995年、紫綬褒章受章。作品制作と並行し、出版社やワークショップを設立・運営するなど幅広く写真活動を展開した一方で、若手作家の育成に注力し、写真文化の浸透に寄与した。
2012年12月14日逝去。享年82。没後も写真集の刊行や展覧会の開催が相次ぎ、国内外で高く評価され続けている。



★フジフィルム スクエア
写真歴史博物館
〒107−0052東京都港区加坂9−7−3
(東京ミッドタウン・ウエスト1F)
TEL:03−6271−3350(10:00−18:00)
http://fujifilmsquare.jp
画像










テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
今晩は。
改めて写真集出して眺めましたよ(^^)。
新しい写真の世界を切り開いた時代の写真家ですね。
相変わらず行動的に動かれて居ますね。
あいべん
2017/09/10 19:25
あいべんさん、こんばんは!
こちらはやっと秋らしい爽やかなお天気になっていますが、そちらはいかがでしょうか〜。秋風が吹くようになるとお体の回復も進みそうですね〜☆
こちらのギャラリーはいつも歴史的に価値のある写真展を企画していて、六本木に出かけたときには立ち寄っています。
名前は知っていてもどんな写真を撮った方かよく知りませんでしたが、今回観て興味を惹かれました〜☆
コメントを残してくださって、とてもうれしいです〜☆
komichi
2017/09/10 21:22
こんにちは!
難しい題材だと思いますが、死と向き合う大病をされると、もしかしたら、私でも今とは違う境地にたつのかなとは思います。
写真を見て、何を伝えたかったのかを考えました。

この頁を開いて、久しぶりのお名前に嬉しくなりました〜!
どうぞ、ご回復が進みますように!
あなたは誰? でしょうか(笑) 
木の葉
2017/09/14 14:05
東松照明氏という方は知りませんでしたが、朱いプラスチックの写真…モノクロだけに色んなイメージが湧いてきます。
正直申し上げて 少し怖いです。
もののあわれ…的なモノを感じます。
死への恐れと生は表裏一体という感覚。
だからこそしっかり見ようとする…それは日本人が持つ固有の感覚かもしれません。
おーちゃん
2017/09/14 21:54
木の葉さん、こんばんは!
「インターフェイス」、術後に住んだ千葉の海岸で撮影された海際の写真は波をかぶりながら必死で生き抜く小さな命がうごめいていて、私も海に入る瞬間、水面を挟んだあちらとこちら…生と死を感じることもありますので、とても惹きつけられました。

あいべんさんの治療が順調に進みますよう…☆
木の葉さんの気持ちもうれしく思っています〜☆
komichi
2017/09/14 22:04
おーちゃんさん、こんばんは!
東松照明という名前だけは知っていましたが、どんな写真を撮る人なのか知らずに、今回初めて写真を見ました。
以前、海岸で砂浜に犬の白骨がたくさん置いてあるのに遭遇したことがあり、非常な違和感を覚えました。その時、自分は何に違和感を感じたのか定かではなかったのですが…彼の写真を見て急にその時の情景が思い浮かびました。
引退した暮らしはある意味、死を予定してイメージする暮らしでもあるような気がします〜。
大病を経験した東松照明氏にとって、際の生命に心寄せた感覚がわかるような気になりました。
komichi
2017/09/15 22:12
恥ずかしながら、東松照明さんが
どんな写真家であるのか、まったく
知りませんでした。刺激を受けて、
ネットで検索してみると、モノクロで撮った
作品の素晴らしい事。生きた人間の
生々しい姿はモノクロで、海辺の死んだ鳥の骨は
カラーでというのも面白いですね。
yasuhiko
2017/09/16 11:07
yasuhikoさん、こんばんは!
私も今回はじめてその作品に触れました。
生きた人間の生々しさはモノクロでより際立ってくるのかもしれませんね〜。東松照明さんのカラー写真からはモノクロの要素も感じられ、ぎりぎりの色彩が全体を力強くしているようにも思いました。
komichi
2017/09/16 22:05

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
INTERFACE■写真家・東松照明を見る■富士フィルム スクエアから… 芸術の小径/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる