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zoom RSS サラ ムーン■D’un jour a l’autre 巡りゆく日々■

<<   作成日時 : 2018/05/08 23:38   >>

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GW連休前に出かけたサラ ムーン展
70年代後半からその精神性の強い写真に魅了され
ファッション写真にもこんな表現ができるのだと
新鮮な想いをもって憧れたフォトグラファー。

今回の銀座シャネル・ネクサス・ホールの構成も
自身で手掛け、初めて見た作品の数々に驚く。

展示室の天井に白い布を張り
作品に直接ライトが映り込むのを
軽減した工夫もさすが…
今を生きるサラ ムーンに乾杯!

儚いだけではない心の揺らぎを感じた
絵画のような展覧会。

サラ ムーン■D’un jour a l’autre 巡りゆく日々■

2018年4月4日(水)〜5月4日(金)

12:00〜19:30

★シャネル・ネクサス・ホール
http://chanelnexushall.jp/
 中央区銀座3-5-3
 シャネル銀座ビルディング4F

「私が写真に表現できるのは、対象が何であれ、それを見るという経験を通して自分が感じるエコー(こだま)だけなのです。だから、実際の現実とは違っています。
 自分の人生を語り始めたら、それはもうフィクションであるように、ものごとはいったん語られてしまえば、別の物語に変容してしまうもの。それは、写真も同じなのです」 サラ ムーン


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Baigneuse II © Sarah Moon


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Femme voilée © Sarah Moon


★サラ・ムーン Sarah MOON
1941年フランス生まれ。モデル業のかたわら写真を撮り始め、70年から写真家として活動を開始。ファッション誌のエディトリアルやブランド広告のほか、コマーシャル制作、映像なども手掛る。
79年、カンヌ広告フィルムフェスティバル、キャシャレルのフィルムに全ての広告フィルムのグランプリ・金のライオン賞受賞 。
86年、 「小さな赤頭巾」を出版、ボローニュこどもの本大賞受賞。
95年、パリ写真大賞受賞、パリ、国立写真センターにて回顧展開催。
日本では02年、04年に何必館・京都現代美術館にて展覧会が開催された。
2008年刊行の「Sarah Moon 12345」にてナダール賞を受賞。



☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆  


サラ ムーンの展覧会を見た後
私の出逢った女性フォトグラファー
デボラ・ターバヴェルを想う。

「ファッションフォトグラファーのデボラ・ターバヴィルが、肺がんのため10月24日(現地時間)、NYのマンハッタンにて81歳で死去した。服よりも場所やイメージに焦点を当て、退廃的なニュアンスを出すために写真にスクラッチや加工を加えるといった彼女の手法は、独特の美しさを表現していた。

彼女の写真は世界各国の『ヴォーグ』紙の紙面を飾り、80歳になった2012年にはヴァレンティノの広告キャンペーンを通年撮影するなど、生涯現役で写真を撮り続けていた。さらに、写真集『The Fashion Pictures』『Deborah Turbeville』を2011年、2012年と立て続けに出版するなど、その活動は最後まで意欲的であり、彼女がファッション界に残した功績は非常に大きなものだった。」VOGUE japan の記事から・・・

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日本からデボラに依頼した写真撮影で
フランス・ドーヴィルのホテル・ノルマンジーに滞在。
彼女の繊細な神経に触れ、戸惑ったり
ロケハンを何日もして気に入らず苦労しながら
それでもちいさな廃墟の城を見つけて撮影した時の感動

友人から彼女の死を聞いたときの驚きを今も忘れない。
その時同行した、メイキャップアーティスト・中村とも子さんも今は亡く寂しい。
エレガントで美しかった彼女・デボラへ・・・








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コメント(8件)

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サラ ムーンというフォトグラファーのことは知りませんでした。もともとモデルでもあったのですか。
写真をこんなふうに独創的なアートにする発想が凄いと思いました。大きな創造的なエネルギーがあったことでしょう。それを様々な形で表現したわけですね。そういった力を感じられる展覧会でもありますね。
ミクミティ
2018/05/10 22:24
ヨシダナギもサラムーンも知りませんでした。
ヨシダナギには驚きサラムーンとデボラには感動しました。
>儚いだけではない心の揺らぎを感じた絵画のような展覧会
komichiさんの作品を見ての表現の巧みさにも。
デボラ氏と繊細で張り詰めた空気の中仕事をされた・・・komichiさんだからできたんだろうなあと映像を見ながらため息です。
うらら
URL
2018/05/11 08:03
自分の人生を語り出したら、
それはもうフィクション…本当にそう思います。
「リアル」と言う事も、表現の一つの手段、
フィクションの文法のようなものなんでしょう。
写真=真実を写すものと言う固定観念に
縛られない自由な作品は、とても刺激的ですね。
yasuhiko
2018/05/11 09:55
ミクミティさん、こんばんは!
1970年代から80年代には日本でもファッション雑誌の海外ブランド広告に掲載されていて、特に女性の支持が高かったことを想い出しています。
ただ、先日行われた銀座での展覧会の出展作品に最近のものが多く、初めて見る題材もあり、その現役感に驚きました〜!
海外ではモデルからフォトグラファーになる人も結構いて、美しい人も多いです〜☆撮られる側から撮る側へ・・・☆
komichi
2018/05/11 21:45
うららさん、こんばんは!
スタイリストになりたての頃、とてもあこがれた写真家の一人がサラ・ムーンでした。一度も仕事を一緒にすることがなく残念でした〜。
今回銀座で行われた彼女の写真展に期待をして出かけましたら、期待以上の作品に出逢え、作品の密度を上げ続けるサラ・ムーンに感動しました!
デボラとの仕事も想い出深く、ホテル・ノルマンディーの部屋にこもったまま撮影に腰を上げず、撮影に悩み続ける彼女を見守った貴重な時間でした。パコラバンヌのオートクチュールの衣装で廃墟に佇む写真を撮影した時は、はじめて感動で涙が出ました〜☆
ヨシダナギさんの直線的な生き方も気持ちいいです〜☆
komichi
2018/05/11 21:58
yasuhikoさん、こんばんは!
人生を語ることは、その人の感じる物語を伝えることにもなるんでしょうね〜。写真は真実の欠片をどこかに内包させてもいて、サラムーンの写真からも感じられました〜☆
誰でも写真を撮ることができるいま、撮る側の覚悟のようなものが作品を生んで行くのかも知れないと思ったりもしています。
komichi
2018/05/11 22:14
私には才能は有りませんが、何となく理解できる気がします。
ただ、美しいものを撮ればよいのではなく、より追及すると自分の思いも深いところに行きつくのかもしれません。
木の葉
2018/05/14 10:45
木の葉さん、こんばんは!
撮りたいものへの愛や深い洞察によって、写真は姿を現すような気がします〜☆木の葉さんも葉や好きなものを撮影されると、とても雰囲気が良く映っていると想います〜♪
私も嫌々写真は撮らないようにしていますけど…いい写真には程遠いです〜(笑)。
komichi
2018/05/14 22:22

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