映画 ■ 闇の子供たち ■


以前読んだ梁石日(ヤン・ソギル)「闇の子供たち」が映画化。
衝撃的な内容の重さに映画館へ行くのをためらっていた私。
上映も終盤になり、渋谷シネマライズへ・・・

ラジオでのインタビューでも坂本順治監督が強く強調していた想いがこちらに伝わって・・・
辛く重い課題を突きつけられながら、強烈な場面に目をそらしそうになる自分も。
きびしいアジアの一面を考えさせられる映画です。

最後の場面で原作とは違った映画的結末を迎えます。


闇の子供たち
(C)2008 映画「闇の子供たち」製作委員会


映画 ■ 闇の子供たち ■



監督・脚本:阪本順治
原作:梁石日
撮影:笠松則通
音楽:岩代太郎
主題歌:桑田佳祐
出演:江口洋介、宮崎あおい、妻夫木聡、プライマー・ラッチャタ、プラパドン・スワンバン、
塩見三省、鈴木砂羽、豊原功補、佐藤浩市
2008年日本映画/2時間18分

★公式ウェブサイト
http://www.yami-kodomo.jp/


闇の子供たち
(C)2008 映画「闇の子供たち」製作委員会


闇の子供たち
(C)2008 映画「闇の子供たち」製作委員会



★ストーリー
タイ・バンコク駐在の新聞記者の南部(江口洋介)は、東京本社からの依頼を受け、
人身売買、臓器密売の実態についての調査を開始。
臓器密売の元仲介者を通して、臓器提供者の子供は移植手術の際に生きたまま臓器をえぐり取られるという衝撃の事実を知った南部は現地NGOで働くボランティアの音羽(宮崎あおい)やフリーカメラマンの与田(妻夫木聡)らとともに調査を進めるが、彼らに厳しい現実が立ちはだかる……。

★坂本順治監督のインタビューから・・・
「日本人がタイや中国に子供を買いに行って、その画像をアップして自慢しあっているインターネットの闇サイトを見たときに、これは自虐的にならざるをえないと思いましたね。そして自分を安全な場所においた映画にするのではなく、日本人が問い返されるような内容にしたいと思うようになったんです。要するに究極的に自分を重ねざるをえない状況に置いたわけです」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

08-9闇の子供たち

著者:梁石日(ヤン・ソギル)
出版社: 幻冬舎


梁石日(ヤン・ソギル)の文章がこれでもかというほど強烈に描写されていきます。
在日の人の持つ経験や彼自身のバイタリティがぐいぐいとこちらを引き込んで、
あたかもタイの闇にまぎれてゆくようです。
知識では知っているつもりのアジア。
その底辺で奴隷のような生活を強いられている子供たちの存在。
読後、ずっしりと心に重くのしかかる作品です。


★物語
貧困に喘ぐタイの山岳地帯で育ったセンラーは、もはや生きているだけの屍と化していた。実父にわずか八歳で売春宿へ売り渡され、世界中の富裕層の性的玩具となり、涙すら涸れ果てていた…。アジアの最底辺で今、何が起こっているのか。幼児売春。臓器売買。モラルや憐憫を破壊する冷徹な資本主義の現実と人間の飽くなき欲望の恐怖を描く衝撃作。







ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

2008年10月01日 21:39
渋谷シネマライズでやっているのですか。いつまでかしら?
わたしは映画館へはもう10数年行ったことないので、全く情報の得方も知らず...へへ...よかったら教えてくださいね。
komichi
2008年10月01日 22:00
ののはなさん、こんばんわ。
この映画は渋谷シネマライズ(パルコの裏手)03-3464-0051で午前中の1回だけですけど、確か10月10日までだったと思います。後は新宿ミラノ(03-3202-1189 )でもまだやっていますので、お電話で確かめてからどうぞお出かけください。。
2008年10月03日 22:51
komichiさん、さっそくありがとう!
10/10ですか。11日までは多忙を極めますから、新宿ミラノですね。ありがとうございます。心していかねば。
komichi
2008年10月04日 00:29
ののはなさん、こんばんわ。
この映画の上映ですけれど、新宿ミラノは今週いっぱいかもしれませんので、一度お電話で確かめられた方がいいようです。
もんもんとももちゃん
2008年10月06日 19:46
とても悲しいです。小さな弱い子供達やお年寄りは大人たちが見守るのが当然なのに,酷いです。
傷ついた心は決して消せないし,ずっと残る。何のために産まれてきたのか分かりません。沢山の人にこの事実を知ってもらって,世界中で何らかの動きが起きてほしいです。
komichi
2008年10月06日 21:40
もんもんとももちゃんさん!
こういうことが未だにアジアの国では起こっていること。きっとアジアだけでなく貧しい国には似たようなことがあるのでしょう。。
私達に何が出来るかわかりませんが、こういうことが繁栄の裏にはあるということも忘れないでいようと思っています。

この記事へのトラックバック