映画■モリのいる場所■
モリと呼ばれた画家・熊谷守一
伝説の暮らしのエピソードが
ユーモアを交えた大人の童話のような
独特の雰囲気をそなえた作品に
名優、山崎努、樹木希林の
やり取りの妙もおかしく
ところどころでくすんと笑う。
ものを極めてシンプルになった人の
清らかな雫のような作品の源を垣間見たような…
映画■モリのいる場所■
監督:沖田修一
脚本:沖田修一
製作:新井重人
川城和実
片岡尚
キャスト
山崎努:熊谷守一
樹木希:林秀子
制作年:2018年
制作国:日本
配給 :日活
★公式サイト
http://mori-movie.com/
山崎努と樹木希林という、ともに日本映画界を代表するベテランが初共演を果たし、伝説の画家・熊谷守一夫妻を演じた人間ドラマ。30年間もの間、ほとんど家の外へ出ることなく庭の生命を見つめ描き続けたという熊谷守一=モリのエピソードをベースに、晩年のある1日を、「モヒカン故郷に帰る」「横道世之介」の沖田修一監督がフィクションとしてユーモラスに描いていく。昭和49年の東京・池袋。守一が暮らす家の庭には草木が生い茂り、たくさんの虫や猫が住み着いていた。それら生き物たちは守一の描く絵のモデルであり、じっと庭の生命たちを眺めることが、30年以上にわたる守一の日課であった。そして妻の秀子との2人で暮らす家には毎日のように来客が訪れる。守一を撮影することに情熱を傾ける若い写真家、守一に看板を描いてもらいたい温泉旅館の主人、隣に暮らす佐伯さん夫婦、近所の人々、さらには得体の知れない男まで。老若男女が集う熊谷家の茶の間はその日も、いつものようににぎやかだった。(映画.comより)
(C)2018「モリのいる場所」製作委員会
(C)2018「モリのいる場所」製作委員会
(C)2018「モリのいる場所」製作委員会
★画家・熊谷守一の過去のエントリーから↓
http://komichi-blog.at.webry.info/201802/article_6.html
この記事へのコメント
つまらないわけがないと。これも機会があればいいなと思います。
映画館に出かけない私なので、暫く待っても会えない映画でしょうか。。。
この映画は現在上映中ですけど…全国どこでもは、やっていないかもしれませんね~。でもこれだけの役者さんが主演しているので、後からDVDが出されレンタルも可能になりそうです~☆
愛知からの巡回で東京でも行われた没後40年展では熊谷守一の初期作品も展示され、苦悩の果てに行き着いた表現が後にシンプルな童心に返ったかのようにも見える絵画となって、人の心を打っているのでしょうね~☆
山崎努さんのちょっとギラっとした熊谷守一像も印象深かったですし、樹木希林さんとの掛け合いも楽しめました。
映画のワンカットは、以前から
紹介されてましたが、短い映像なのに、
山崎努の表情に惹きつけられてしまって…。
縁起を超えた何か、ただならぬ気配を感じました。
山崎努さんの熊谷守一はまったく同じ雰囲気ではありませんけど、熊谷守一の内面に踏み込んだ表情なんだろうと想像しました。
山崎努さんは以前から熊谷守一に強い関心を寄せていたようで、その心意気が伝わってきました~☆