特別展■縄文―1万年の美の鼓動■東京国立博物館
台風20号の通過した午後
展覧会後半になり混雑が予想され…
週末夕暮れから■縄文―1万年の美の鼓動■展
開催中の上野・東京国立博物館・平成館へ。
会場前に並ぶこともなく入場でしたが
じっくり眺める人も多く、後に続きながら鑑賞。
何といっても、今回全国の国宝縄文が6点も
一堂に会し、またとない機会。
函館や長野・茅野で出会っている縄文土偶とも
再開できて幸せ…
会場展示にはさまざまな工夫がされ
縄文に詳しくない人にも楽しめる雰囲気。
1万年以上にわたる縄文時代
狩りをし木の実を採取し、魚を捕る
ゆたかで平和な暮らし。
縄文土偶を観るたびに、大らかな気持ちに…
特別展■縄文―1万年の美の鼓動■東京国立博物館
2018年7月3日(火)~9月2日(日)月曜休館
09:30~17:00(金、土曜日は21:00まで、日曜は18:00まで)
東京国立博物館・平成館
縄文時代が始まったとされる約1万3000年前。狩猟や漁撈、採集を行っていた縄文時代の人びとが、日々の暮らしのなかで工夫を重ねて作り出したさまざまな道具は、力強さと神秘的な魅力にあふれています。本展では「縄文の美」をテーマに、縄文時代草創期から晩期まで、日本列島の多様な地域で育まれた優品を一堂に集め、その形に込められた人びとの技や思いに迫ります。縄文時代1万年にわたる壮大な「美のうねり」をご体感ください。
第Ⅰ章:暮らしの美
第Ⅱ章:美のうねり
第Ⅲ章:美の競演
第Ⅳ章:縄文美の最たるもの
第Ⅴ章:祈りの美、祈りの形
第Ⅵ章:新たにつむがれる美
国宝 火焔型土器
新潟県十日町市 笹山遺跡出土
縄文時代(中期)・前3000~前2000年
新潟・十日町市蔵(十日町市博物館保管)写真:小川忠博
国宝 土偶 縄文のヴィーナス
長野県茅野市 棚畑遺跡出土
縄文時代(中期) 前3000~2000年
長野・茅野市蔵(茅野市尖石縄文考古館保管)
国宝 土偶 仮面の女神
長野県茅野市中ッ原遺跡出土
長野・茅野市蔵(茅野市尖石縄文考古館保管)
国宝 土偶 縄文の女神
山形県舟形町西ノ前遺跡出土
山形県蔵(山形県立博物館保管)
国宝 土偶 合掌土偶
青森県八戸市風張Ⅰ遺跡出土
青森・八戸市蔵
国宝 土偶 中空土偶
北海道函館市 著保内野遺跡出土
北海道・函館市蔵(函館市縄文文化交流センター保管)
写真:小川忠博
重要文化財 木製編籠 縄文ポシェット
青森県青森市 三内丸山遺跡出土
青森県教育委員会蔵(縄文時游館保管)
写真:小川忠博
重要文化財 遮光器土偶
青森県つがる市木造亀ヶ岡出土
東京国立博物館蔵
重要文化財 人形装飾付有鍔付土器
山梨県南アルプス市 鋳物師屋遺跡出土
山梨・南アルプス市教育委員会蔵
展覧会場の最後に展示された縄文土器
平成館を後に、見上げたふしぎな空
ライトアップされた表慶館
夜の東京国立博物館から・・・
いつもはミュージアムショップで絵葉書くらいしか買わない私ですが
今回、備前焼の黒崎巌氏が4か月かかって制作されたという
国宝土偶「縄文のヴィーナス」を購入
レプリカではありませんが、自分のそばに置くお守りのような
私のヴィーナスです~☆
★今回の展示にも出品されている縄文土偶の過去の記事はこちらから
↓
■縄文のビーナスと仮面の女神■尖石(とがりいし)縄文考古館
https://komichi-blog.at.webry.info/201608/article_3.html
■国宝「土偶」■函館市縄文文化交流センター■
https://komichi-blog.at.webry.info/201607/article_3.html
■井戸尻遺跡と大賀ハス(古代ハス)■長野県・八ヶ岳南麓から・・・
https://komichi-blog.at.webry.info/201607/article_8.html
この記事へのコメント
暑さにも負けず、タフにお出かけのkomichiさんに脱帽!
数年前本館の一部で主に土偶がメインでしたが、出会っております、
お写真の面々と。平成館でとなるとまた規模が違うのでしょうね!
昨今の縄文人気は凄いですね!縄文の人たちの豊かなイマジネーションは刺激的です!
中空土偶の超絶技法には驚いた記憶があります!
私のお守りは遮光器土偶のピンバッジ、帽子につけてます、ミーハーなので(笑)
また暑さが戻り、今日はこちらも最高気温が37度とか・・・!
今回の「縄文展」、かなりの混雑と思い
sasapandaさんを見習って、夕暮れに訪れて正解でした~☆
今回の展示はかなり多く、ほんとうは何度かに分けて通って観たいと思うほど充実していて、文化人が手元に置いていた土偶などの展示もありました。
こんな時代だから、縄文の真の豊かさに憧れるのかもしれません。
夕方から出かけるというのもいいですね。
私は行列と混雑が大嫌いな、かなりの
へそ曲がりなので、混雑が予想される
展覧会は、大抵いつもパスしちゃうんですが、
これからはもう少し柔軟に、こういう
方法も考えてみたいと思います。
最近は美術館も夜も開催しているところが多いので、人気の展覧会には遅めの時間に出かけています。今年の夏の暑さは尋常ではありませんでしたから炎天下に長時間並んだら倒れてしまいます~(笑)。
テレビで雑誌で何度も告知してるのを指くわえ見てる状態なのでした。
それにしても1万年、争いごともなく過ごしてきたと言われる縄文時代。
命は簡単に奪ってはいけないもの…ッと云う精神が土偶から見えてくるようです。
ああ、やっぱり見たい土偶…。
今回の縄文展は、ほんとうに見ごたえ十分でした~!
関西でも展覧会をしたらいいのに…と、私も思います~☆
縄文時代は戦争のない、自然豊かな暮らしがあり
土器や土偶のおおらかさやユニークさに惹かれます。
もう一度見たいと思うほど、よかったです~♪