■小机邸~喫茶室 安居(あんご)■あきる野市
GW後半、あきる野の真木テキスタイルでの
展覧会前、立ち寄った都指定有形文化財の
小机邸へ。
混雑を避けて早めに到着
この日一番の客となり
ご当主よりご挨拶をいただく。
明治初期に建てられた
和洋折衷建築の蔵造り
その建物で紅茶と手作りケーキを
いただき至福の時間。
入り口を入って右手の建物も素敵な雰囲気
正面にバルコニーのある土蔵のような建物が現れます。
西洋の神殿のような円柱の回廊
こちらが入り口
玄関
リビングルームが喫茶室になっています
暖炉の上
リビングルームから続く小日本間も・・・
こちらは玄関横の広い日本間
リビングルームで紅茶と手作りケーキと果物をいただく
緑も美しい庭を眺めながら・・・
玄関を出て、お庭へ
小径を歩くと別の建物に・・・(こちらは公開されていません)
新緑のなか、初めての建築見物にゆったりとしたティータイム
そして初々しい若葉薫るお庭散歩の贅沢な時間
こちらのお庭はご当主自ら30年間世話をされているとか・・・
また、友人と訪ねたいすてきな場所
★小机邸喫茶室 安居(あんご)
午前11:00~夕方
定休日:火・水・木
★小机家住宅~都指定有形文化財(建造物)~
小机家は、江戸時代後期に山林業で財を成し、幕末期から深川木場商取引も盛んに行っていました。
この建物の建築年代は、明治8年(1875)頃とされ、当時の第7代当主小机三左衛門が、商取引で訪れた明治の文明開化の銀座煉瓦街の洋風建築に大いに刺激され、自宅新築にあたって洋風列柱廊や2階のバルコニーなどを模して建築したと伝えられています。
建築は、木造2階建、土蔵造り、波型亜鉛引鉄板葺屋根で建築面積は89.2m²です。建物の南側にはローマン・ドーリア式円柱をつけた列柱廊と、両開窓、2階にはバルコニーがあります。
間取りは、部屋が田の字形に並ぶ伝統的な四間取の形式を持ち、1階の玄関には、鏝絵(こてえ)と呼ばれる漆喰を使った見事な兎の左官彫刻があります。また、2階への螺旋階段は繊細な彫細工が施されています。
外部は洋風な要素が見られますが、内部の意匠は和風で、当時生活を洋風化することは考えられていなかったことがうかがえます。
土蔵造りの伝統的な技法の中に、洋風の意匠を取り込んだ建築であり、明治初期における文明開化の和洋折衷様式の秀逸な一例であり、その特徴を知る上で貴重な建造物です。
あきる野市三内490
JR五日市線「武蔵五日市」駅下車徒歩10分
圏央道 日の出インターから10分
この記事へのコメント
秋の東京都文化財ウィークの折に、
2度ほど訪れています。
火事で焼失した銀座煉瓦街の建物の
面影を残す上に、地元の職人さんたちが、
自分たちの技術で西洋風デザインに
取り組んだ涙ぐましい努力が偲ばれて、
非常に面白い建物だと思います。
私もここの喫茶利用しました。
取っ手や窓の桟、懐かしいタイルを使われていたり。
そうでなくてもほっと憩える空間でいただくお茶。
朝から素敵で贅沢な時間を過ごされましたネ。
私も好きです、素敵な建物! 昔の職人さん達のお仕事も好きです。
お友達とお茶できるなんて! 近くに無いんですよね。。。
私が知らないだけだったりするのかもしれません。。。
公開されてない建物も素敵ですね。
きっと建築物に詳しいyasuhikoさんは、こちらの建物にも足を運ばれているだろう‥・と、想像していました~。
蔵造りの扉や円柱の柱などを組み合わせた外観に、和洋折衷の内装、当時の職人さんの頑張りも感じられる貴重な建築でした。
ご当主が丁寧に庭のお世話をされて、環境を保っている努力にも頭が下がりました。
私が訪ねる真木テキスタイルから車で10分くらいのところに、この安居があり、一度寄りたいと思っていましたので、やっと叶いました~☆
朝一番の客だったので、とても静かでゆっくりと見せていただけました。
どこか懐かしさを感じるいい雰囲気の場所でした。
古い建物を手入れしながら保存しているご夫妻の努力も並大抵ではないと推察しましたが、当時の姿を今に伝えいい雰囲気を残して、お茶もいただける素敵な場所になっていました。
きっと、木の葉さんのお住いの近くにも、すてきな場所があるように思います~☆
BIGLOBEの大リニューアルでちょっと雰囲気が変わりましたが、まあボチボチ自分らしくなれば・・・と思っています~(笑)。
何処へでも車でお迎えに参りますから、いつでもご一報ください~☆
96歳になる母や、からだの弱ってきた夫の事やら、心配事は尽きませんが、なんとか元気に過ごしています~。
コメント残して下さって、ありがとうございました。