■ピーター・ドイグ展■東京国立近代美術館
コロナの影響で■ピーター・ドイグ展■も
2月の開始早々から休館になっていた
竹橋・東京国立近代美術館。
展覧会再開の報に、急きょ予約を入れ
雨続きの午後、友人と会場へ。
初めて観るピーター・ドイグ絵画から
ゆたかな物語が立ちあがり
彼の世界に誘われ、遊ぶような感覚。
色彩の美しさ、構成の見事さ
観る人それぞれの感受性に響くような…
この時期に見られたことに感謝。
■ピーター・ドイグ展■東京国立近代美術館
2020年2月26日(水)~ 10月11日(日)*会期延長
10:00-17:00 *入館は閉館30分前まで
月曜日休館[ただし8月10日、9月21日は開館]、8月11日(火)、9月23日(水)
ピーター・ドイグ(1959-)は、ロマンティックかつミステリアスな風景を描く画家です。今日、世界で最も重要なアーティストのひとりと言われています。
彼は、ゴーギャン、ゴッホ、マティス、ムンクといった近代画家の作品の構図やモチーフ、映画のワンシーンや広告グラフィック、自らが暮らしたカナダやトリニダード・トバゴの風景など、多様なイメージを組み合わせて絵画を制作してきました。
私たちが彼の作品に不思議と魅せられるのは、どこかで見たことのあるようなイメージを用いながらも、全く見たことのない世界を見せてくれるからだと言えるでしょう。
第1章:森の奥へ1986~2002年
第2章:海辺で2002年~
第3章:スタジオの中で-コミュニティとしてのスタジオクラブ2003年~

《ガストホーフ・ツァ・ムルデンタールシュペレ》
2000-02年 シカゴ美術館蔵
ドイツのダム湖のモノクロ写真や
人物はドイクの学生時代の写真で左はダイク自身

左:《エコー湖》1998年 油彩 キャンバス ヤゲオ財団コレクション
右:《カヌー湖》1997-98年 油彩 キャンバス ヤゲオ財団コレクション
《スキージャケット》1994年 油彩 キャンバス テート

北海道・ニセコスキー場の広告からヒントを得た作品
《コンクリート・キャビンⅡ》1992年 油彩 キャンバス
アローラ・コレクション
フランスのユニテ・ダビタシオンという
ル・コルビジェ建築の集合住宅がモティーフ
《ロードハウス》1991年 油彩 キャンバス
ヤゲオ財団コレクション、台湾
ドイクの特徴の3分割の構成
《ブロッタ―》1998年 油彩 キャンバス
リバープール国立美術館ウォーカー・アート・ギャラリー

《ペリカン(スタッグ)》2003年 油彩 キャンバス 個人蔵
《赤い男(カリプソを歌う)》2017年 油彩 麻
マルグリット・スティード・ホフマン
《二本の樹木(音楽)》2019年 水性塗料 麻
《夜の水浴者たち》2019年 油彩 麻 作家蔵
《ポートオブスペインの雨(ホワイトオーク)》
2015年 水性塗料 麻 個人蔵
最期の展示はドイクが友人とトリニダード・トバコで2003年から始めた
スタジオフィルムクラブでの映画上映会のドローイング。↓
《奇跡の丘》
《羅生門》
《突然炎のごとく》


ピーター・ドイグ
1959年、スコットランドのエジンバラ生まれ。カリブ海の島国トリニダード・トバゴとカナダで育ち、1990年、ロンドンのチェルシー・カレッジ・オブ・アート・アンド・デザインで修士号を取得。1994年、ターナー賞にノミネート。2002年よりポート・オブ・スペイン(トリニダード・トバゴ)に拠点を移す。
テート(ロンドン)、パリ市立近代美術館、スコットランド国立美術館(エジンバラ)、バイエラー財団(バーゼル)、分離派会館(ウィーン)など、世界的に有名な美術館で個展を開催。
同世代、後続世代のアーティストに多大な影響を与え、過去の巨匠になぞらえて、しばしば「画家の中の画家」と評されている。本展は、ピーター・ドイグの初期作から最新作までを紹介する待望の日本初個展です。絵画から広がる想像の旅へみなさんをお連れします。

国立近代美術館
https://www.momat.go.jp/am/
〒102-8322
千代田区北の丸公園3-1
050-5541-8600(ハローダイヤル)
久しぶりに友人と女二人で夕食を
銀座シックス6階のカジュアルフレンチ
ビストロ オザミへ。



大雨にうたれず楽しく過ごせた、いい日。
2月の開始早々から休館になっていた
竹橋・東京国立近代美術館。
展覧会再開の報に、急きょ予約を入れ
雨続きの午後、友人と会場へ。
初めて観るピーター・ドイグ絵画から
ゆたかな物語が立ちあがり
彼の世界に誘われ、遊ぶような感覚。
色彩の美しさ、構成の見事さ
観る人それぞれの感受性に響くような…
この時期に見られたことに感謝。
■ピーター・ドイグ展■東京国立近代美術館
2020年2月26日(水)~ 10月11日(日)*会期延長
10:00-17:00 *入館は閉館30分前まで
月曜日休館[ただし8月10日、9月21日は開館]、8月11日(火)、9月23日(水)
ピーター・ドイグ(1959-)は、ロマンティックかつミステリアスな風景を描く画家です。今日、世界で最も重要なアーティストのひとりと言われています。
彼は、ゴーギャン、ゴッホ、マティス、ムンクといった近代画家の作品の構図やモチーフ、映画のワンシーンや広告グラフィック、自らが暮らしたカナダやトリニダード・トバゴの風景など、多様なイメージを組み合わせて絵画を制作してきました。
私たちが彼の作品に不思議と魅せられるのは、どこかで見たことのあるようなイメージを用いながらも、全く見たことのない世界を見せてくれるからだと言えるでしょう。
第1章:森の奥へ1986~2002年
第2章:海辺で2002年~
第3章:スタジオの中で-コミュニティとしてのスタジオクラブ2003年~

《ガストホーフ・ツァ・ムルデンタールシュペレ》
2000-02年 シカゴ美術館蔵

ドイツのダム湖のモノクロ写真や
人物はドイクの学生時代の写真で左はダイク自身



右:《カヌー湖》1997-98年 油彩 キャンバス ヤゲオ財団コレクション
《スキージャケット》1994年 油彩 キャンバス テート

北海道・ニセコスキー場の広告からヒントを得た作品

《コンクリート・キャビンⅡ》1992年 油彩 キャンバス
アローラ・コレクション
フランスのユニテ・ダビタシオンという
ル・コルビジェ建築の集合住宅がモティーフ

《ロードハウス》1991年 油彩 キャンバス
ヤゲオ財団コレクション、台湾
ドイクの特徴の3分割の構成

《ブロッタ―》1998年 油彩 キャンバス
リバープール国立美術館ウォーカー・アート・ギャラリー


《ペリカン(スタッグ)》2003年 油彩 キャンバス 個人蔵
《赤い男(カリプソを歌う)》2017年 油彩 麻
マルグリット・スティード・ホフマン
《二本の樹木(音楽)》2019年 水性塗料 麻

《夜の水浴者たち》2019年 油彩 麻 作家蔵

《ポートオブスペインの雨(ホワイトオーク)》
2015年 水性塗料 麻 個人蔵

最期の展示はドイクが友人とトリニダード・トバコで2003年から始めた
スタジオフィルムクラブでの映画上映会のドローイング。↓
《奇跡の丘》

《羅生門》

《突然炎のごとく》



ピーター・ドイグ
1959年、スコットランドのエジンバラ生まれ。カリブ海の島国トリニダード・トバゴとカナダで育ち、1990年、ロンドンのチェルシー・カレッジ・オブ・アート・アンド・デザインで修士号を取得。1994年、ターナー賞にノミネート。2002年よりポート・オブ・スペイン(トリニダード・トバゴ)に拠点を移す。
テート(ロンドン)、パリ市立近代美術館、スコットランド国立美術館(エジンバラ)、バイエラー財団(バーゼル)、分離派会館(ウィーン)など、世界的に有名な美術館で個展を開催。
同世代、後続世代のアーティストに多大な影響を与え、過去の巨匠になぞらえて、しばしば「画家の中の画家」と評されている。本展は、ピーター・ドイグの初期作から最新作までを紹介する待望の日本初個展です。絵画から広がる想像の旅へみなさんをお連れします。

国立近代美術館
https://www.momat.go.jp/am/
〒102-8322
千代田区北の丸公園3-1
050-5541-8600(ハローダイヤル)
久しぶりに友人と女二人で夕食を
銀座シックス6階のカジュアルフレンチ
ビストロ オザミへ。



大雨にうたれず楽しく過ごせた、いい日。
この記事へのコメント
初めて拝見する絵画です!
幻想的! この方の感性で素敵ですね。きっちりと丁寧に描かれた画も好きですけど、この方のも好きです。何だかじっと見入ってしまいました(笑)
またご友人との夕食がお洒落~!
私には全く縁のない事なので、映画の中のお話のようです(笑)
木の葉さんもこの画家の絵がお好きなようで、
嬉しいです~☆
私も初めて目にしたピーター・ドイグの絵画に
1作品ごとにじっくり眺めました。
色彩感覚も好きでしたし、画面構成も巧みで
惹きこまれました~♪
こうして制作年順に一人の作家の作品を網羅して
観ることができて、ほんとうに幸せでした。
コロナ自粛でゆっくりディナーを外ですることなかったのですが・・・この日は空調のいい銀座シックスのカジュアルレストランで頂きました。
会期を延長して再開されたんですね。
美術館によっては、結局、再開できずに
中止になってしまった展覧会もあるという中で、
こうした素晴らしい作品に触れる機会が
また訪れたのは、何より嬉しい事だと思います。
ライオンの絵は割と目にする気がしますが、
最初それほど違和感が無くて…。何でライオンが
街を歩いてるのと思うまでに、少し時間がかかりました。
ドイグさんの絵は、ユニークで不思議な光景が
多いにも拘らず、視覚的には素直に受け入れてしまう
という妙に面白い特徴がありますね。
ピーター・ドイグ展の再開は嬉しく
予約制ですのでさらにゆったりした空間の中で
彼の初期から今までの作品をじっくり見ることが出来て
美術館に対して、ほんとうに感謝しています。
今回の展覧会はどの作品の写真撮影も可能になっていて
日本で初展示のドイグを世に知らせたいという意味も感じました。
彼の発想は豊かで、古い写真や広告などからもヒントを得て
彼独自の絵画に仕上げて、見事ですね~☆
自然や文化の豊かな多くの国に住んでいることもイメージの広がりのヒントになっているのかもしれない…と、思ったりしました。