■ヨコハマトリエンナーレ2020■「AFTERGLOW-光の破片をつかまえる」

長梅雨の午後、予約を入れて
■ヨコハマトリエンナーレ2020■
開催中の横浜みなとみらい・横浜美術館へ。

ことしの開催は無理では‥と、思っていた
■ヨコハマトリエンナーレ2020■
関係者と作家たちの情熱と万全の準備で
迎えた展覧会。

コロナの時代をを予測したような
映像作品もあり、ひとつひとつじっくり
観ながら考え込む。

回転する森 (2).JPG

■ヨコハマトリエンナーレ2020■「AFTERGLOW-光の破片をつかまえる」

2020年7月17日(Fri)-10月11日(Sun)

休場日:木曜日(7/23、8/13、10/8を除く)

10:00~18:00

https://www.yokohamatriennale.jp/2020/

横浜トリエンナーレは、横浜市で3年に一度開催する現代アートの国際展です。これまで、国際的に活躍するアーティストの作品を展示するほか、新進のアーティストも広く紹介し、世界最新の現代アートの動向を提示してきました。
2001年に第1回展を開催して以来回を重ね、世界の情勢が目まぐるしく変化する時代の中で、世界と日本、社会と個人の関係を見つめ、アートの社会的な存在意義をより多角的な視点で問い直してきました。
第1回(2001年)から第3回(2008年)までは独立行政法人国際交流基金が主催団体のひとつとして事務局機能を担い、現代アートを通じて日本と各国との文化交流を促すことを目的に事業を実施してきました。第4回(2011年)以降、運営の主体を横浜市に移した後も、文化庁の支援を受けたナショナルプロジェクトとして、そして文化芸術創造都市・横浜を象徴するプロジェクトとして開催を重ね、多数の来場者を迎えています。

「独学」自ら学ぶ。
「発光」学んで得た光を遠くまで投げかける。
「友情」光の中で友情を育む。
「ケア」お互いをいつくしむ。
「毒」世界にいやおうなく存在する毒と共存する。
2019年に出した、この展覧会のキュレーションの核となる言葉。

ニック・ケイブ《回転する森》回転する森1.JPG


ロバート・アンドリュー《つながりの啓示-Nagula》つながりの啓示 (2).JPG


マックス・デ・エステバン《赤い印(「20の赤信号」より》2017年 個人蔵紅い印.JPG紅い印2.JPG解説左.JPG解説1.JPG


岩間朝子《貝塚》2020年 作家蔵
娘である作者は、遺された断片的な情報から、父の私的な物語と世界の解決されざる問題との間の関係性を、ゆっくりとときほぐそうとしています。貝塚.JPG貝塚2.JPG


レボハング・ハンイエ《今もここにいる》
レボハング・ハンイエ《灯台守》
家族のアルバムに現れた人物や情景、そこから見える物語や現実とのズレに導かれて、作者は想像をふくらませました。歴史上の出来事の数々と、個人の記憶や直に体験した時間とを交差させながら、舞台装置のような「作品を生み出しています。レボハング.png作品e.JPG


クム・ユンチョル《クロマ》2020年
264個の異なる形状をした部品が組み合わさって、結び目がグく雑につながったひとつの輪を作り出しています。ほとんど検知できないような地球の重力やわずかな宇宙からの電波などの影響を受けて、結び目の上で屈曲する光が発せられています。作品f.JPG作品f2.JPG


新井卓《千の女と旧陸軍被服支廠のためのアンチ・モニュメント、広島》
2020年 ビデオ
千人針のことは知っていましたが、実際に目の前で観たのは初めてでした。千人針.JPG千人針2.JPG


エヴァ・ファブレガス《からみあい》2020年
空間からあふれんばかりの量の作品には、
はち切れそうな力がみなぎっており、
まるで五感にうったえかけてくるようです。からみあい.JPG


インゲラ・イルマン《ジャイアント・ボグウィード》2016年(2020年再制作)
美しい毒と共生できるか?
ジャイアント・ボグウィードという植物が巨大化しています、中央アジア産で19世紀に鑑賞用としてヨーロッパに輸入され、すぐに世界中に広まりました。美しい姿をしていますが、その樹液は、触った人の肌が光に当たるとかぶれを引き起こす、強い毒性を持っています。ジャイアント.JPG


ラーヌカ・ラジーヴ《自閉症のユートピア》
ココには、異なる種類の静物が集うことで生まれる親密さ、多様な色彩・質感・色調を見て取ることが出来ます。展覧会期間中のひとときだけ、ジグザグの壁に集い、一つになった作品たち。そのつかの間の構造の中に、わたしたちが生きる世界との共通点を見出すことができるでしょう。ラーヌカ.png

ラーヌカ・ラジーヴ《クロ・モノ・口(白黒、白黒プリント、白黒の気分)2013年 作家蔵
モノクロ1.JPG

モノクロ2.JPG

ツェリン・シェルパ《54の智慧と慈悲》2013年
わたくしたちはつい、隙間のない完全な姿こそがただ一つの答えだと考えてしまいます。しかし、智恵と慈悲を示す存在は、ここではバラバラで隙間だらけの形となり、わたしたちの考え方に揺さぶりをかけてきます。54の智慧.JPG
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以前の食堂で展開されたジャン・シュウ・ジャン(張徐 展)

ジャン・シュウ・ジャン(張徐 展)《音楽家、鰐、蟹、亀、水牛》2020年
ジャン・シュウ・ジャン(張徐 展)《魔山普蛇岩》2020年
針金、新聞紙、糊、プラスチック、ビーズ、アクセサリー
紙で作られた水中の生き物たちが音楽にあわせて踊る、不思議な世界の物語動画。
音楽家.JPG音楽家2.JPG
作者は死者を弔う際に用いられる紙細工の製作を生業とする家に生まれました。ここには、先祖伝来の紙細工の技術と、世紀を隔てた現代のテクノロジーによって生み出されたストップ・モーション・アニメーションによる映像とが肩を並べ、ひとつの世界が作り出されています。
魔山.png



横浜美術館.JPG★横浜美術館
横浜市西区みなとみらい3-4-1


美術館を出て、次の展示会場の
日本郵船歴史博物館へ。

マリアンヌ・ファーミ《アトラスシリーズ》2020年マリアンヌ.JPG

日本郵船歴史博物館.JPG★日本郵船歴史博物館
https://museum.nyk.com/
横浜市中区海岸通3-9

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