1894Visions■ルドン、ロートレック展■三菱一号館美術館
三菱一号館美術館で
現在開催中の■ルドン、ロートレック展■
後期開催日の閉館後行われた
ブロガー特別内覧会へ。
三密を避けるため学芸員による
ギャラリートークも中止し
各自で静かに鑑賞するスタイルに。
今回、ルドンの作品が充実し
とくに岐阜美術館所蔵の
ルドンのモノクロ作品は初めて観るものばかり。
エッチングや木炭、黒チョークで表現された
精神性の強い魅力的なイメージが伝わって…
後の色彩ゆたかなパステル画につながる
道筋が見えたような気持。

1894Visions■ルドン、ロートレック展■三菱一号館美術館
2020年10月24日(土)~2021年1月17日(日)
10:00~18:00
休館日:月曜日*と展示替えの11月24日(火)、25日(水)、
年末年始の12月31日(木)、2021年1月1日(金)
三菱一号館美術館
公式サイト
https://mimt.jp/visions/lautrec.html
Ⅰ:19世紀後半、ルドンとトウ―ルーズ=ロートレックの周辺
Ⅱ:NOIR-----ルドンの黒
Ⅲ:画家=版画家 トウ―ルーズ=ロートレック
Ⅳ:1894年 パリの中のタヒチ、フランスの中の日本―絵画と版画、芸術と装飾
Ⅴ:東洋の宴
Ⅵ:近代―彼方の白光
開館10周年の最後を飾る本展覧会は、丸の内初のオフィスビルとして三菱一号館が竣工した年、「1894年」を軸に、当館のコレクションの中核をなす画家である、ルドンとトゥールーズ=ロートレックの時代に焦点を当てます。
1894年はルドンが色彩の作品を初めて発表した年であり、ロートレック、ルドン、ゴーギャンが参加した『レスタンプ・オリジナル』の刊行年(1893-95)とも重なります。一方、同時代の日本では、フランスへ留学し、ルドンと同じ師のもとで学んだ山本芳翠が、代表作《浦島》を制作した時代でもありました。日本の洋画家と欧州の美術史の関係にも着目します。
本展は岐阜県美術館との共同企画であり、同館が誇る世界有数のルドン・コレクションから貴重な木炭とパステル画、ゴーギャンの多色刷りの木版画を中心とした作品群、山本芳翠をはじめとする明治洋画の旗手たちの作品を出品します。国内外あわせて140点を超える作品で構成します。(前後期展示替えあり)
手前ラファエロ、次ミレーの作品
ルドンの黒
左:オディロン・ルドン《窓辺の女》1890年代
木炭/紙 岐阜県美術館
右:オディロン・ルドン《月桂冠をかぶった女の横顔》
木炭/紙 岐阜県美術館
左:オディロン・ルドン《神秘的な対話》1896年頃
油彩/画布 岐阜県美術館
右:オディロン・ルドン《快方に向かうアムール》1894年頃
油彩/紙(画布で裏打ち)パリ 個人蔵
オディロン・ルドン《オリヴィエ・サンセールの屏風》
1903年 デトランプ、油彩、グアッシュ/画布 岐阜県美術館
オディロン・ルドン《グランブーケ(大きなブーケ)》
1901年4月 パステル/カンヴァス
248.3×162.9㎝ 三菱一号館美術館
ロートレック
ロートレック
ルノアール
山本芳翠《若い娘の肖像》1880年頃
油彩/画布 岐阜県美術館
三菱一号館美術館はインテリアも当時の面影をしっかり残し
懐かしい洋館スタイル



美術館から見た夜の中庭も美しい↓


帰りは外を歩いて東京駅から家路に。
現在開催中の■ルドン、ロートレック展■
後期開催日の閉館後行われた
ブロガー特別内覧会へ。
三密を避けるため学芸員による
ギャラリートークも中止し
各自で静かに鑑賞するスタイルに。
今回、ルドンの作品が充実し
とくに岐阜美術館所蔵の
ルドンのモノクロ作品は初めて観るものばかり。
エッチングや木炭、黒チョークで表現された
精神性の強い魅力的なイメージが伝わって…
後の色彩ゆたかなパステル画につながる
道筋が見えたような気持。

1894Visions■ルドン、ロートレック展■三菱一号館美術館
2020年10月24日(土)~2021年1月17日(日)
10:00~18:00
休館日:月曜日*と展示替えの11月24日(火)、25日(水)、
年末年始の12月31日(木)、2021年1月1日(金)
三菱一号館美術館
公式サイト
https://mimt.jp/visions/lautrec.html
Ⅰ:19世紀後半、ルドンとトウ―ルーズ=ロートレックの周辺
Ⅱ:NOIR-----ルドンの黒
Ⅲ:画家=版画家 トウ―ルーズ=ロートレック
Ⅳ:1894年 パリの中のタヒチ、フランスの中の日本―絵画と版画、芸術と装飾
Ⅴ:東洋の宴
Ⅵ:近代―彼方の白光
開館10周年の最後を飾る本展覧会は、丸の内初のオフィスビルとして三菱一号館が竣工した年、「1894年」を軸に、当館のコレクションの中核をなす画家である、ルドンとトゥールーズ=ロートレックの時代に焦点を当てます。
1894年はルドンが色彩の作品を初めて発表した年であり、ロートレック、ルドン、ゴーギャンが参加した『レスタンプ・オリジナル』の刊行年(1893-95)とも重なります。一方、同時代の日本では、フランスへ留学し、ルドンと同じ師のもとで学んだ山本芳翠が、代表作《浦島》を制作した時代でもありました。日本の洋画家と欧州の美術史の関係にも着目します。
本展は岐阜県美術館との共同企画であり、同館が誇る世界有数のルドン・コレクションから貴重な木炭とパステル画、ゴーギャンの多色刷りの木版画を中心とした作品群、山本芳翠をはじめとする明治洋画の旗手たちの作品を出品します。国内外あわせて140点を超える作品で構成します。(前後期展示替えあり)
手前ラファエロ、次ミレーの作品

ルドンの黒

左:オディロン・ルドン《窓辺の女》1890年代
木炭/紙 岐阜県美術館
右:オディロン・ルドン《月桂冠をかぶった女の横顔》
木炭/紙 岐阜県美術館

左:オディロン・ルドン《神秘的な対話》1896年頃
油彩/画布 岐阜県美術館
右:オディロン・ルドン《快方に向かうアムール》1894年頃
油彩/紙(画布で裏打ち)パリ 個人蔵

オディロン・ルドン《オリヴィエ・サンセールの屏風》
1903年 デトランプ、油彩、グアッシュ/画布 岐阜県美術館

オディロン・ルドン《グランブーケ(大きなブーケ)》
1901年4月 パステル/カンヴァス
248.3×162.9㎝ 三菱一号館美術館
ロートレック

ロートレック

ルノアール

山本芳翠《若い娘の肖像》1880年頃
油彩/画布 岐阜県美術館

三菱一号館美術館はインテリアも当時の面影をしっかり残し
懐かしい洋館スタイル



美術館から見た夜の中庭も美しい↓


帰りは外を歩いて東京駅から家路に。
この記事へのコメント
ルドンとロートレック、面白い組み合わせだなと思いました。
1894年、日清戦争の年にフランスの絵画界では、若い画家による印象的な変化があったのですね。その頃の時代は、印象派全盛ではなかったことでしょう。
ルドンの色彩の変化は本当に革命的ですよね。
私も、かなり後になって初期の木炭画のモノトーンの作品をしりました。
お洒落な、三菱一号館美術館。絵画鑑賞後も余韻に浸れますね。
久しぶりの内覧会でしたが、
今回はコロナの影響で密を避けギャラリートークも
省略しての開催でしたが、
閉館後の静かな会場でルドンのモノクロで描かれた
版画や木炭画などをじっくり見ることができました。
華やかなブーケの絵の以前に描かれたモノトーンの
絵画にルドンの精神性がよく表れているような気がしました。
一号館美術館の内部も心地よくとても落ち着きます~☆
ルドンは初めてこちらで知りました。
黒の画からパステル画のような色彩をもった画を描いたのが「1894年」だったのですね。
丸の内は三菱地所関連のビルが多いので、こんな広い中庭があるんですね、時代を感じる美術館の中から、ライトアップされた中庭や近代的なビルが見えるのがいいですね。
ことしはどこの美術館もコロナ禍のなか、
さまざまな工夫をして展覧会を開催されています。
海外からの作品の搬送なども厳しいなか
国内の美術館同士が協力してこのような
展覧会が開催出来て、初めて見る作品に感動しました。
白いねこさんはかつての丸の内のことはご存じでしょう~☆
三菱一号館の建て替えでもしっかり面影を残した美術館には
独特の雰囲気があって大好きです~☆
ルドンの場合は、「黒の時代」と
呼ぶんでしょうか。モノクロの作品が
続いてたのに、三菱一号館ビルが誕生した頃に、
突然、眠っていた色彩感覚が爆発したような
作品を描き始める。不思議な縁というか、
偶然の一致というか、その同時代性が分かって、
とても興味深い展覧会ですね。
ルドンの「黒の時代」の作品を初めて観て
深い精神性を感じ、好きな作品も見つけられて
嬉しい発見でした~☆
ひとりの作家の流れが感じられると
より魅力が感じられますね~☆
こちらのビルの誕生とルドンの華やかな色彩の
作品が生まれたのと一致していて、興味深いです。