■春江水暖(しゅんこうすいだん)■渋谷・ル・シネマ

現在、■春江水暖(しゅんこうすいだん)■
上映中の渋谷Bunkamuraル・シネマへ。

中国、杭州市を流れる大河・富春江を
故郷にする家族が近代化の波に
翻弄されながら生きる姿を描いた物語。

中国の山水画、富春山居図(ふしゅんさんきょず)を
ヒントに制作されたという。
富春江はその地に生きる人々の母なる大河。

映画の後半に見えてくる遠望の景色は
片側は山水画の風景、対岸は近代化の街。
その対比が今の中国の姿。

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■春江水暖(しゅんこうすいだん)■渋谷・ル・シネマ

2019年製作/150分/G/中国
原題:春江水暖 Dwelling in the Fuchun Mountains
配給:ムヴィオラ

監督:グー・シャオガン
脚本:グー・シャオガン
撮影:ユー・ニンフイ ドン・シュー

公式サイト
http://www.moviola.jp/shunkosuidan/

大河・富春江が流れる街・富陽の美しい自然を背景に、変わりゆく中国社会の中で懸命に生きる大家族の四季を描いた人間ドラマ。中国のグー・シャオガン監督の長編デビュー作で、2019年・第72回カンヌ国際映画祭批評家週間のクロージング作品に選ばれた。再開発のただ中にある杭州市の富陽地区。顧家の家長である年老いた母の誕生日を祝うため、4人の息子や親戚たちが集まる。しかし祝宴の最中に母が脳卒中で倒れ、命は取り留めたものの認知症が進み、介護が必要になってしまう。飲食店を営む長男、漁師の次男、ダウン症の息子を男手ひとつで育てる三男、気ままな独身生活を楽しむ四男ら、息子たちは思いがけず、それぞれの人生に直面することになる。日本でも2019年・第20回東京フィルメックスのコンペティション部門で審査員特別賞を受賞。




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この記事へのコメント

2021年03月08日 21:11
杭州市へは仕事でもプライベートでも何度か行っています。
だいたい西湖を周辺を訪れて満足してしてしまします。もちろん都市としても、アリババが生まれた大都市。
富春江を眺めたりすることがありませんでした。
太古の昔からの景勝地と、大発展した近代都市の様相。
そんな対比は、人間の歴史や生活にも様々なドラマを生んだことでしょう。
そんなドラマを綺麗に描いた映画なのでしょうね。
2021年03月09日 10:12
難しいテーマだと思います。
年老いた母親が倒れ、介護が必要になった時、4人の息子たちは、どういう対応をとるのでしょうか。「それぞれに生活があるので、どうするのだろう?」と心配になります。
美しい自然が残る富春江ですが、近代化も進む中国・・・そこで生きる人々がどう描かれるのか、興味のあるところです。
komichi
2021年03月09日 14:27
ミクミティさん、こんにちは!
私は中国本土には行ったことがなく
近年の発展の状態も知らないままでしたが
この映画で、少し昔の日本の状態に近いものを感じました。
山水画の風景と近代化に動く都市が両岸に対峙している姿に
今の中国を見た感じがしました。
ミクミティさんは何度もお出かけの様子~☆
いつか私も中国のエネルギーと太古からの風景を眺めてみたいと思っています。
komichi
2021年03月09日 14:37
連峰の風さん、こんにちは!
親の老後のことはどの国でも他人ごとではありませんね。
近代化への真っただ中にある中国でも家族それぞれの環境もあって
簡単には行かない面も見えました。
人や時代の激しい流れの中でも悠久の時を流れる大河に
母のような懐を感じるのかもしれません。
2021年03月11日 12:03
富春江、実にきれいな風景美を
見せてくれる、魅力的な大河ですね。
悠久の時の流れを思わせる豊かな水の風景。
でも、ここにも近代化の波が押し寄せ、
ある家族の運命を翻弄して行く…。
正に今の中国ならではの作品だと思いました。
それにしても、富春江の映像が本当に美しいですね。

komichi
2021年03月11日 14:23
yasuhikoさん、こんにちは!
昔から風光明媚な場所として山水画にも
描かれるような富春江。
川幅も広く大いなる河を感じさせ、霧のかかった
川面の風景など、ほんとうに美しかったです~☆
この映画は杭州市の監督家族のエピソードも多く
描かれているようで、残しておきたい記憶の風景でも
あるような気がしました。