映画■三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実■

先週、コロナウィルス対策で人数制限をした
SHIZENヨガスタジオでレッスンを受けた後
ドキュメンタリー映画
■三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実■
上映の立川高島屋キノシネマへ。

50年前の1969年、東京大学駒場キャンバスで
行われた三島由紀夫と東大全共闘との
伝説の討論会。

TBSに保管されていた貴重な映像や当時のメンバーの
証言などからあの時代の熱き息吹の感じられる
ドキュメンタリー映画。

当時、学生だった私の大学も
2年生の頃ロックアウト。

殺伐とした空気のなか、それでも
言葉を信じられた時代の討論が
お互いの違和感を感じながらも
時に笑いを誘いながら進んでゆく。

この討論を今観たとき
最近のネットによる姿を見せない
書き込みの暴力とはまったく違う
真剣な情熱を感じ、感動を覚えた。

この映画のナレーション東出昌大の
声のトーンが絶妙でよい感じ。

三島由紀夫.jpg


映画■三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実■

2020年製作/108分/G/日本
配給:ギャガ

監督:豊島圭介
企画プロデュース:平野隆
プロデューサー:竹内明 刀根鉄太

三島由紀夫
芥正彦
木村修
橋爪大三郎

平野敬一郎
瀬戸内寂聴

ナレーション:東出昌大

1969年5月に東京大学駒場キャンパスで行われた作家・三島由紀夫と東大全共闘との伝説の討論会の様子を軸に、三島の生き様を映したドキュメンタリー。1968年に大学の不正運営などに異を唱えた学生が団結し、全国的な盛り上がりを見せた学生運動。中でももっとも武闘派とうたわれた東大全共闘をはじめとする1000人を超える学生が集まる討論会が、69年に行われた。文学者・三島由紀夫は警視庁の警護の申し出を断り、単身で討論会に臨み、2時間半にわたり学生たちと議論を戦わせた。伝説とも言われる「三島由紀夫 VS 東大全共闘」のフィルム原盤をリストアした映像を中心に当時の関係者や現代の識者たちの証言とともに構成し、討論会の全貌、そして三島の人物像を検証していく。ナビゲーターを三島の小説「豊饒の海」の舞台版にも出演した東出昌大が務める。監督は「森山中教習所」「ヒーローマニア 生活」の豊島圭介。

公式サイト
https://gaga.ne.jp/mishimatodai/

三島1.jpg(C)SHINCHOSHA

三島1b.jpg(C)2020映画「三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実」製作委員会

三島3.jpg(C)2020映画「三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実」製作委員会

三島2.jpg(C)2020映画「三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実」製作委員会


この記事へのコメント

2020年03月30日 13:07
三島由紀夫氏については、右翼の作家で、市ヶ谷の陸上自衛隊駐屯地において自決された人という知識しか無いのですが、東大全共闘との討論会となると、右翼対左翼の激論があったのだろうと想像します。
テレビでチラッとその様子が流れていました。50年経ったのですか。当時の様子を知る貴重な資料が出てきたものですね。
komichi
2020年03月30日 18:26
連峰の風さん、こんばんは!
若い頃に「夏子の冒険」を読んで
なんて瑞々しく華やぎのある文章だろう・・・と
思った記憶があり、それ以後「仮面の告白」や
「金閣寺」など・・・を読んでいましたが
最後に書かれた「豊饒の海」は途中まで読んで
読み終えることができませんでした。

今回このドキュメンタリー映画を観て、かつて、テレビで紹介されたような激しいものと言うよりは、きちっとお互いを尊重した激論会であったことが感じられ、当時のどちらの立場も真剣勝負の言葉の戦いだったことに感動しました。
三島由紀夫の表情がキラキラと美しかったです。
あれから50年経ったのですね~。
2020年04月03日 16:54
『金閣寺』『春の雪』の作家の側面と、
不可解な最期を遂げた政治的な人間の側面と、
その二つがどうもうまく結びつかなくて、
私にとって彼は未だに謎の人物です。
しかし、彼が最も意識していた全共闘の面々と
どんな議論を繰り広げたのか、興味がありますね。
言葉に力があり、議論が熱かった時代。
人を小馬鹿にしたような軽々しい発言の多い
今の政治家さんに、見習ってほしい気がします。
komichi
2020年04月04日 11:25
yasuhikoさん、こんにちは!
美しい文体の作家としての三島由紀夫と
楯の会を主宰して最期を遂げた彼の意志。
世界大戦を生き残った彼の日本人としての
美意識と矜持のようなものもこの集会の
討論からも感じました。
当時東大全共闘との討論会は怒号の飛び交うもの
と決めつけていた自分の意識を覆し、
互いが自身の言葉を信じ、言葉で表現しようと
努力をした時代の討論会だったのだと再認識しました。
ほんとうに今の政治家にも言葉の重みを感じてほしいと思います。