映画■ファーザー■立川キノシネマ

実家の後片付けの帰り道、
現在■ファーザー■上映中の
立川キネシネマへ。

この映画で認知症を患った老人を演じた
アンソニー・ホプキンスの見事な演技から
深く感情移入され、自らの心が
混乱して行くような錯覚に陥るほど。

亡くなった私の父も晩年認知症になり
この主人公のような混沌とした世界の中で
喘いでいたことを想う。

娘役のオリヴィア・コールマンも素晴らしく
かつての自分の立場と重ね合わせて…切ない。

第93回アカデミー賞で6部門ノミネートされ
主演男優賞(アンソニー・ホプキンス)と
脚色賞(クリストファー・ハンプトン、フロリアン・ゼレール)を獲得。

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映画■ファーザー■


2020年製作/97分/G/イギリス・フランス合作
原題:The Father
配給:ショウゲート

監督・脚本 フロリアン・ゼレール
脚本 クリストファー・ハンプトン
撮影 ベン・スミサード
編集 ヨルゴス・ランプリノス

名優アンソニー・ホプキンスが認知症の父親役を演じ、「羊たちの沈黙」以来、2度目のアカデミー主演男優賞を受賞した人間ドラマ。日本を含め世界30カ国以上で上演された舞台「Le Pere 父」を基に、老いによる喪失と親子の揺れる絆を、記憶と時間が混迷していく父親の視点から描き出す。ロンドンで独り暮らしを送る81歳のアンソニーは認知症により記憶が薄れ始めていたが、娘のアンが手配した介護人を拒否してしまう。そんな折、アンソニーはアンから、新しい恋人とパリで暮らすと告げられる。しかしアンソニーの自宅には、アンと結婚して10年以上になるという見知らぬ男が現れ、ここは自分とアンの家だと主張。そしてアンソニーにはもう1人の娘ルーシーがいたはずだが、その姿はない。現実と幻想の境界が曖昧になっていく中、アンソニーはある真実にたどり着く。アン役に「女王陛下のお気に入り」のオリビア・コールマン。原作者フロリアン・ゼレールが自らメガホンをとり、「危険な関係」の脚本家クリストファー・ハンプトンとゼレール監督が共同脚本を手がけた。第93回アカデミー賞で作品賞、主演男優賞、助演女優賞など計6部門にノミネート。ホプキンスの主演男優賞のほか、脚色賞を受賞した。( 映画 .com)

公式サイト
https://thefather.jp/



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この記事へのコメント

木の葉
2021年05月27日 20:31
こんばんは。
良い映画だったでしょうね。お父様との事と思いが重なり切なかったと思います。私の父もひどくは無いけれど、朝起きて「誰か分かる?」に「分からんのう」でした、なので「そのうち思い出すよね」と話も優しく出来ました。が、主人は人に何かを言われたくない人で、癇癪を起します。。。他人ですもんね、父とは関係が違うと先が思いやられます。優しく出来るのかと、出来そうにない気がしてます。50年ちかくの年月で今があるので。
すみません、妙な事を書いて。Komichiさんになら分かって下さりそうなので、話してみました。
komichi
2021年05月28日 22:23
木の葉さん、こんばんは!
長く生きれば、みんなどこか記憶も薄れて行くものでしょうね。
それまでしっかりしていた人ほど、自身の変化に戸惑い
辛いだろうと思います。
私の父も最晩年に認知症になり、身体は元気だったので
いろいろ大変でしたが、どこか明るい気性の人だったので
救われる場面も多かったです。

父親って、娘から見ると赦せたり、やさしい気持ちにもなりますけど…夫の場合はなかなか難しいかもしれません。
私たち以前に生まれた男性はほとんど男子優位に生きてきたので、人の意見に耳を傾けたり・・・は、苦手ですよね~。
2021年05月31日 11:44
アンソニー・ホプキンズがアカデミー主演男優賞を
獲得した事で話題になった映画ですね。
あらすじを教えて戴いて、う~ん、なるほどと
感心してしまいました。認知症の親の面倒を見る
子供の立場から描いたドラマやドキュメンタリー作品は、
これまでにもあったと思いますが、じゃあ、
認知症の当人にはこの世界がどう映ってるのか、
そういう視点で描いた作品は無かったように思います。
老いとはどういう事か、正しい認識とは何なのか、
色々考えさせられる映画のような気がしました。
komichi
2021年05月31日 21:20
yasuhikoさん、こんばんは!
この映画では、認知症になった本人の視点で描かれていて
私も一緒に心が混乱するような感覚にもなりましたし、
時間軸や認識の混沌とした本人の不安も強く感じられ、
自分の老いのこともしみじみ考えさせられました。
客観視した認知症の映画はかなりありましたけど…
この映画の視点にはとても強いインパクトがあります。

映画の展開のわかりやすさという点では時系列も
バラバラで混乱する方もいるかもしれませんが、
それこそが老い(認知症)の感覚なのだと納得しました。